大掃除という名の嫌がらせ!?(美由紀さん/29歳/事務員)
年末になるとやってくる、義実家の大掃除が憂鬱でしかたありません。姑から私への嫌がらせとしか思えないからです。私が担当するのは決まって、屋根裏部屋と換気扇、それに汲み取り式トイレです。 トイレは確かに臭いし汚いですがまだいいんです。なぜなら清掃後の綺麗になった状態を、ほかの人に見てもらえるから。でも、換気扇と屋根裏部屋は違います。 換気扇はカバーで覆われているため、掃除してもまったく成果が見えません。1年間まったく掃除をしていないので、溜まりに溜まった油汚れを落とすのには、とんでもない時間がかかります。 さらに最悪なのは、だだっ広い屋根裏部屋。埃まみれで入るのもうんざりだし、いまは物置としてしか使っていないので、掃除する必要性すら疑わしいレベル。もちろん掃除しても、誰の目に留まることもありません 誰からも評価されない仕事を延々とやらされる苦痛は、経験した人にしか分からないと思います。今年もまた、あの屋根裏部屋にひとり押し込まれるのかと思うと、憂鬱でしかたありません…。
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大掃除は「煤払い
(すすはらい)」と呼ばれ、煤を綺麗に払って歳神様をお迎えする意味合いが。お姑さんにどんな思惑があろうと「きっと神様は見てくれている!」と、考え方を前向きにチェンジしてください!
文:葛西明