青ペンでとにかく書く
書くことで記憶に定着しやすいという考え方もあります。自分は書くことで覚えやすいな…と思うならこの方法を試してみるのもいいかもしれません。
ポイントは青色のペンを使うということ。青にはセロトニンという神経伝達物質の分泌を促進するような効果があり、ストレスの軽減に役立つといわれています。 ストレスで頭がいっぱいでは覚えられるものも覚えられません。少しでも脳を落ち着いた状態にすることでより勉強に集中することができるでしょう。
また、この勉強方法で大事なのは、丁寧に書かないということ。 学生時代の宿題や仕事での報告書など、今まできちんと書かなくてはならないという場面のほうが多くあったかもしれません。個人的に行う勉強は誰に見せる必要もないので、ここは時間を優先してどんどんなぐり書きしていきましょう。 書くという覚え方をする場合、手に覚えさせるとよく言われますが、まさにそんなつもりでどんどん書いていきます。
難しい単語はそれだけで書いて覚えることもあるかもしれませんが、できるだけ自分でまとめた“文章”して描くようにしましょう。単語だけで覚えてしまうと、どういった場合に使用されるものなのか、あとでわからなくなってしまうこともあります。
さらに、インクの減りが早いゲルボールペンなどを使うのもおすすめ。減っていくインクを見ると達成感を得られるので、モチベーションの維持に一役かってくれます。
何回も繰りかえし聞く
最近では何度も聞くことで記憶にとどめるという勉強法が、英会話をはじめとしてさまざなま分野の勉強法に活用されています。 通勤の時間などを利用してずっと聞き流すことができる教材を、自分で作ってしまいましょう。
最初にご紹介した読む勉強法と連動させることもできます。 覚えたい部分を5分なり10分なり音読して録音します。今はスマートフォンがあるので、そこに録音しておけばほかの記憶媒体を用意したり、持ち運ぶ必要もないので手軽です。
仮に通勤時間を1時間だとすれば、10分の内容を往復で12回聞くことができます。週5日聞くことができれば、60回も聞くことができる計算に。 さらに夕食を作っている時間や片付けの時間を使えるならば、もっとたくさんの回数聞くことができます。
特に普段聞きなれない用語がたくさんあるような分野を勉強するのであれば、この何回も聞くという方法は有効的です。当たり前のように何度も耳に入ってくれば自ずと抵抗がなくなってくるでしょう。
自然に耳に入ってくることで記憶を促す勉強方法ですから、やる気が出ない時や疲れている時でも続けることができます。耳から聞いたほうが覚えやすい、と思っている人はもちろんのこと、隙間時間もなかなか作り出せない忙しいワーママにとって、かなり実用的な方法かもしれません。