静かな状況でお腹が鳴ってしまうと、少し恥ずかしいですよね。ではどうしてお腹が鳴ってしまうのかご存知でしょうか? 今年10月に放送された『この差って何ですか?』(TBS系)では、お腹が鳴るメカニズムを特集していました。
お腹の音は「部位」によって違う!?
ひと口に「お腹が鳴る」といっても、鳴る音には「ぐ~」と「ぎゅるるる」の2種類があります。 まず「ぐ~」と響く音は胃が鳴っており、お腹が空いている証拠。お腹が減って空気の割合が多くなった胃から、十二指腸へ空気が運ばれる際に鳴るそうです。
「ぐ~」という音を鳴らさないためには、食べることが1番の解決法。 しかしまとまった時間が取れず、食べられないシチュエーションも多いですよね。お腹が鳴りそうでも食べられないときには、飴を舐めるのがおすすめ。飴を舐めるだけで脳は「お腹が空いていない」と勘違いするため、胃の動きが抑制されて音が鳴るのを防げます。
一方の「ぎゅるるる」は、腸が鳴っている音。 腸が鳴る原因は空腹ではなく、音が鳴りやすい食品を食べたから。番組では「ご飯」を食べた後と、「パン」を食べた後で「腸が鳴る回数」を計測しました。すると「ご飯」を食べた後の3時間では6回鳴ったのに対し、「パン」を食べた後の3時間に鳴った回数は53回という結果に。およそ9倍もの差が生まれていました。