「フィトテラピー」3つの活用法と効果


 

フィトテラピーの活用法は、大きく分けて①香る、②飲む、③塗るの3つです。それぞれの症状に合わせて、適切な方法とアイテムでケアをします。

 

①香る

代表的なのは「アロマテラピー(芳香療法)」です。植物の芳香成分であるエッセンシャルオイルをアロマポットに垂らして焚く方法がよく知られています。


また、芳香成分を植物オイルと混ぜてマッサージすることで、保湿効果とともに香りのリラックス効果が得られ、全身と心をリラックス&リフレッシュさせます。

 

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②飲む

日本では一般的に、湯で花や葉から薬効成分を抽出して飲む「ハーブティー」がよく知られています。


また、湯では溶け出さない成分を、アルコールと水で抽出したハーブの濃縮エキスが「チンキ剤」。長期保存が可能で、少量を水に垂らして飲んだり、うがいに使ったりします。

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③塗る

アルガンオイルやホホバオイルなどの「植物オイル」を使って、筋肉をほぐすマッサージをしたり、肌を保湿したりつややかに保つ美容法として活用します。


最近では、洗顔後の肌にすぐに使う、ブースターとして使うオイル美容が話題となり、認知度がぐっと広がっています。

 

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様々なアプローチで多角的にケアできる「フィトテラピー(植物療法)」は、いまの自分の心と体に合った方法を「選んでケアできる」のが魅力。今後は「アロマテラピー」や「フラワーエッセンス」「ハーブ療法」など、家庭や自分でもできる具体的な方法をご紹介していきたいと思います。

 

文:久保直子