「下肢静脈瘤」の症状と対処
一番は血管が浮いて出てみえるというのが問題になります。ひどくなるにつれ、足がむくみやすくなるため足がだるく、重い、痛い、つりやすいという症状もあらわれます。 重症の場合には、色素沈着して色が変わってしまったり、皮膚に潰瘍ができたり、ひどいと出血してしまうことも少なくありません。命に関わることはありませんが、足がだるいなどの症状や、審美的なことも考慮して手術が選択されることもあります。 足の血管が浮いているのが気になる、足がむくんでいるという場合には下肢静脈瘤を考え、血管外科や形成外科といった科を受診するようにしてください。
生活の中で気をつけることとしては、長時間の立ち仕事や座位を避けたり、寝るときに足を少し上げたり、マッサージするなどが簡単に取り入れられる方法です。 妊娠中では子宮が大きくなるにつれ、また、体重が増えると下肢静脈瘤が出やすくなるので体重コントロールも大切です。 弾性ストッキングの着用は下肢静脈瘤の症状を和らげ、むくみの予防にもなるので立ち仕事の人や、妊娠中や下肢静脈瘤のリスクがある方は着用するといいかもしれません。