評価者と被評価者の間には認識のズレが…


自己評価と実際の評価とのすれ違いは、どのようにして起きるのでしょうか? 派遣業務などを行うアデコ株式会社は、以前「働く人の『人事評価制度』に関する意識調査」を実施。「人事評価制度に満足していますか?」と質問したところ、「どちらかというと不満」「不満」と答えた人は62.3%を占めています。

 

「人事評価制度に不満を感じる理由を教えてください」と聞くと、1番多かったのは62.8%の人が回答した「評価基準が不明確」でした。2位は「評価者の価値観や経験によってばらつきが出て、不公平だと感じる(45.2%)」、3位には「評価結果のフィードバックや説明が不十分、または仕組みがない(28.1%)」がランクイン。

 

同調査では評価者に対しても、「自分が適切に評価を行えていると思いますか?」とたずねています。「そう思う」「どちらかというとそう思う」との回答は合計77.8%にものぼり、評価に不満を覚えている人の割合を大きく上回りました。

 

会社の評価と自己評価にズレを感じる人は多いよう。しかし傲慢な振る舞いはイラッとされがちなので、謙虚に振る舞いたいものですね。

 

文/古山翔