AI導入、テスト廃止… 新たな取り組みを積極的に採用する学校


他にも、斬新な取り組みを行う学校が増えている様子。例えば東京の千代田区立麹町中学校では、去年から中間や期末などのテストを廃止しました。“一発勝負”ではなく、“再挑戦できるテスト”に変更。テスト廃止後は、間違えた問題に取り組む生徒が格段に増えたそうです。さらに、中学2年生を対象に“プレゼン力”を養うための宿泊研修を実施。次々と新たな挑戦をする同中学校は、今も多くの人から注目されています。

 

東京にある女子聖学院中学校高等学校も“新しい取り組み”を積極的に採用。最近だと、就活人気企業で使用されている「GROW360」を試験的に導入しました。「GROW360」とは、試験や面接だけではわからない個々の能力をチェックする“AI採用適性検査ツール”。在学中に使用することで“潜在的な可能性”などを明らかにし、学習支援や生徒との関係づくりに役立てていきます。まだ試験的な段階ですが、今後本格的に取り入れていく予定。

 

学校のルールが変わることにより、子どもにとってより良い環境になっていくといいですね。

 

文/牧野聡子