そろそろ“食欲の秋”。秋冬が旬の食材はたくさんあり、ついつい食べすぎてしまう季節ですね。 今回は自宅でも簡単に作れるようなご当地秋冬メニューをご紹介します。旬の食材を美味しくいただきましょう!
秋冬が旬の食材をおさらい
まず、秋冬の時期はどの食材を旬を迎えるのか見ていきましょう。
・きのこ
秋の旬といえばきのこですね!松茸、しいたけ、しめじ、なめこなど、きのこにもさまざまな種類があり、きのこ鍋やきのこご飯などきのこづくしのメニューがめじろ押しです。特に香りも豊かで、身もぷりぷりのしいたけと松茸はおすすめです。
・くり
秋はくりも食べごろです。ホクホクのくりは甘いですし、何個でも食べられてしまいますね。くりご飯やくりきんとんも最高です。
・さつまいも
さつまいもは蒸しても美味しいですし、焼いたり煮たりしても美味しいですよね!噛むたびに甘さが口に広がりますし、寒い時期でもほっこりしてしまいます。
・新米
秋には新米がでてきます。いつものご飯とは違い、甘みが強く、もちもちとした食感は最高そのものです。秋冬にはご飯に合う食材もたくさんありますし、ご飯が進んでたまりませんね!
・魚介類
秋冬といえば魚介類も見逃せませんね!さんま、牡蠣、カニ、ぶりなどさまざまな魚介が旬を迎えます。味が濃く、身もプリプリでお酒やご飯が進みますね。
食欲の秋におすすめのご当地メニューをご紹介!
おいしいものがたくさんあるこれからの季節。 各地域の秋冬に食べたいお料理をご紹介します。地域によってどのようなメニューがあるのか見てみてくださいね。
北海道・東北エリア
・どんこ鍋
三陸の冬の味覚として有名なご当地メニューです。「エゾイソアイナメ」という白身魚をたっぷり使用した鍋料理です。なんといっても大きくて味が濃厚な肝は病みつきになります。魚のダシがたっぷり染み込んだ汁も最高ですよ。
・はらこ飯
はらこ飯はご飯の上にたっぷりのいくらと秋鮭を乗せたどんぶりメニューです。脂が乗っている秋鮭は香りも豊かですし、いくらがぷちぷちと新鮮な食感が同時に楽しめます。なんとご飯は秋鮭のアラで取ったダシで炊き込んであるので、最高のハーモニーが楽しめます!
・しょっつる鍋
秋田県の名物のしょっつる鍋です。旬のハタハタを使用し、メスのお腹にはたっぷりの卵が詰まっています。秋田名物の魚醤であるしょっつるを使った鍋は濃い味わいと、ハタハタのプリプリな身が相性抜群です。
関東エリア
・あんこう鍋
あんこうは内臓やエラまで食べられる高級魚です。11月からが旬で、身はしまり、肝の味わいもとても濃厚です。あんこう鍋には醤油味、味噌味などがあります。
・いけんだ煮味噌
古くからある漁師の伝統料理の一つです。カニやキンメダイなど旬のお魚をたっぷり煮込み、自家製の味噌で味がつけてある料理です。
甲信越エリア
・ジビエ
ジビエは1年中食べられる食材ですが、長野では秋冬が旬になっています。臭みもなく柔らかなジビエ肉はついつい病みつきに。
・新そば
つるりとした喉越しは癖になるほどで、新そばの豊かな香りにも注目です。特に11月はとれたてのそば粉を使った新そばが食べられます。
北陸・東海エリア
・ますのすし
富山県の郷土料理で、駅弁としても有名なご当地メニューです。お店によって酢飯の味や鱒の厚さなどが違うので、さまざまな味を楽しむことができます。
・味噌煮込みうどん
寒いときには温かいうどんが食べたくなりますよね。程よい味噌の風味を感じることができる煮込みうどんは、体の芯から温めてくれます。
関西エリア
・姫路おでん
薄味のおでんに生姜醤油をかけて食べるスタイルが有名です。生姜のすっきりとした味わいがおでんと相性抜群ですし、体がすぐに温まりますよ。
・しし鍋
たくさんの薬味と一緒に猪肉を食べると、すっきりとヘルシーな味わいが楽しめます。嫌な臭みもなくあっさりと食べられるのが魅力的。
中国・四国エリア
・鯛めし
生の鯛を使った鯛めしは臭みもなく、魚本来のうまみを楽しむことができます。お店によって違うオリジナルのタレを食べてかけるとこれまた箸が進みます。
・鍋焼きラーメン
具材はシンプルイズベストですが、ほどよくあっさりとコクのあるスープとラーメンの相性は抜群です。体の芯から温まりますよ。
九州・沖縄エリア
・水炊き
福岡県の水炊きはとても有名ですね。コクのあるスープと一緒に鶏を食べるとご飯が食べたくなります。
今回ご紹介したのはほんの一部。気になる地域の観光協会のHPなどをみてみると、地域ならではのおすすめ料理が紹介されているので、ぜひ調べてみてください。
おうちでご当地メニューの再現にも挑戦!
今回は秋冬に食べたいご当地メニューと秋冬食材を使った簡単レシピをご紹介していきました。秋冬は旬の食材が多く、おいしい食材がたくさん揃う季節です。 旅行に行った時はぜひご当地メニューを食べてみてください。料理によっては、地域のHPで作り方が紹介されているものもあるので、おうちで再現してみるのも楽しいですよ!
文/小野寺香織