■本を身近に置く

「本が好き」という子どもの話を聞いてみると、生活の身近なところに本が存在していることがわかります。子供部屋の奥深く、封印するように収納していては、子どもにとって本は縁遠い存在になってしまいます。 それよりも、リビングの一等地に堂々と絵本棚を配置してみてはいかがでしょうか。朝のちょっとした隙間時間や、テレビを見る前のひとときなど……手に取れる場所に興味を抱きそうな本があれば、自然と手が伸びる子どもは少なくありません。 一回当たりの読書時間は、まだまだ短くても大丈夫です。またある程度子どもが大きくなってきたら、パパやママの本も一緒に並べて、情報を共有するのもオススメですよ。

 

■図書館を活用する

子どもを本好きにするための絶好の場所といえば、ずばり図書館です。誰でも自由に訪れることができ、好きな本を無料で貸し出してもらえます。夏も冬も快適に過ごせる場所ですから、ぜひ活用してみてください。 時間に余裕があるときには、図書館で親子一緒に読書の時間を楽しんでみるのもオススメです。また図書館によっては、子供向けの本の読み聞かせイベントなどが開催されているケースも多いので、こちらもぜひチェックしてみてください。 図書館を活用して子どもを本好きにするためのコツは、子どもが選ぶ本に対して、親が口出ししないことです。どんな本を何冊借りても大丈夫です。もちろん、気に入った本を何度も借りるのもオススメの方法です。 「うちの子、図書館で本を借りてきても、自宅に帰ると読んでくれない……」なんて思うこともあるかもしれませんが、それはそれで大丈夫です。図書館の本をいつでも手に取れる環境に置いたら、あとは子どもの自由にさせてあげてください。 図書館を通じて「本のある生活」が普通になれば、何気なく本を手に取る瞬間も増えてくるはずです。