外国人が困っていても約5割は「話しかけない」


次に、「なぜ英語を学習しようと思ったのですか?」と尋ねました。最も回答が多かったのは「海外旅行で現地の方とコミュニケーションを取りたいから」で、割合は全体の70.8%。その他にも「キャリアアップ・転職活動のため」(55.2%)、「国内で訪日外国人の方とコミュニケーションを取りたいから」(49.0%)といった声が上がっています。また21.9%の人が「五輪・パラ五輪など国際的なイベントのボランティアに参加するため」と回答。2020年に迫る東京大会を意識して勉強を始める人も少なくありません。

 

しかし一方で「道で困っている外国人がいたら声をかけ、英語で話しかけて助けますか?」と質問すると、「声をかけない」が50.2%で第1位。「英語が好き」「どちらかと言えば好き」という人でも、それぞれ18.2%、36.1%が「声をかけない」と答えていました。

 

「声をかけない」と回答した251人が最も多く挙げた理由は、「自身の英語力に自信がないため」(57.0%)。たとえ英語が好きでもいざ本番になると、自信がなくて話せないという人が多いようです。

 

■調査概要


調査方法:インターネットでのアンケート調査


調査期間:2019年6月27日~2019年6月28日


調査対象:20代~50代のビジネスパーソン男女(会社経営者・正社員、公務員、団体社員)


対象エリア:東京都+政令指定都市


サンプル数:500名

 

文/原田美咲