荻上チキさんも賛同するプロジェクトには多数の署名が
理不尽な校則や指導に対抗した運動は、以前から存在しています。2017年にNPO団体代表らが立ち上げたのが、「『ブラック校則をなくそう!』プロジェクト」。実はこの運動も、“髪の毛が生まれつき茶色いのに黒染めを強要された”という女子高生の裁判がきっかけで生まれています。
同プロジェクトには、評論家の荻上チキさんなども賛同。
子供の頃、多くの人が経験したであろう「あの空気」は、21世紀になった現代でも、さまざまな学校に残っています。「こどもが成長するため」という名目がよく掲げられますが、根拠のない、効果の証明できないルールの押し付けは、教育ではなくただの管理です。
と、コメントを寄せていました。
このプロジェクトの署名はWeb上でまだ続いていて、8月9日現在の賛同者は5万3千人以上。SNSでも「#ブラック校則」「#こんな校則いらない」というハッシュタグを使って、様々な体験談や意見が集まっています。
正しいルールや制限は必要ですが、行きすぎた指導が行われないよう見守りたいですね。
文/内田裕子