別荘気分で四季を楽しめる


庭で花に水をまいているところ

地面とほとんど高さの変わらない平屋なら、お庭に季節ごとに咲く花や植木を植えておけば春夏秋冬、四季折々の美しい草花を楽しむことができます。 夏場は背が高く、葉の広い広葉樹で日陰を作ったり、冬場は太陽光が入るように影にならない低い植木にしたりと、それらの緑を太陽の日差しや風の通り道に植えておくことで、天然のエアコンとして活用することもできます。 南側には影を作り、北側に風を通し、熱気を外にだしてやれば、エアコンの風ではなく、木や草などの自然の香りがする本物の緑が生み出す冷気で家を涼しく快適にしてくれます。 二階建てだと熱は上へといくため、下は涼しくても二階が暑くなってしまうのです。

 

 

平屋はさまざまな家庭環境にマッチ


高齢のご両親のために完全バリアフリーにし、全てのフロアが車いすで行き来できるようにしたり、畳のある客間を設けても20畳以上ある大きなリビングにすることが可能な平屋なら、子供部屋とリビングを一緒にして、子供たちとふれあう空間と時間にあてることができます。 他にも、屋根も広く全面にできる平屋なら、太陽光パネルを屋根に設置することで節電に貢献してくれたり、あえてL字型の設計にすることで、中庭を作ったりなどなど、自由にできる平屋だからこそ色々な家庭環境に合わせて設計することができるのです。 このように、部屋数が少ない平屋だからこそできることがたくさんあるのです。ぜひ検討なされてみてはいかがでしょうか。

 

文/今野由奈