自分の妻をモデルにした写真に「#嫁グラフィー」というハッシュタグをつけ、SNS投稿するのが流行っているようです。例えばInstagramの投稿数は、すでに18.5k超え。一見、夫婦愛に溢れた行為だとも思えますが、被写体となっている妻たちは、実際どう思っているのでしょうか。複雑な心境を聞いてきました。
■どうか見られませんように(絵里さん/27歳/事務員)
旦那が私の写真を撮って、SNSにあげるようになりました。もちろん「#嫁グラフィー」というハッシュタグをつけて、です。私が、芸能人やモデルみたいなスタイルのいい美人だったら別にいいのですが、現実は決してそうではありません。 「嫁かわいい」とコメントをつけてくれる人もいますが、実際のところ顔はあまり写ってないので、なんだか切ない気持ちになります。その代わり、私の太い足やくびれのない腰まわりはばっちり、あらわになっています。 自分が見ても残念になるようなこの写真が、全世界に向けて発信されていると思うと、顔から火が出そうな気分です。旦那には何度か「やめてほしい」とお願いしたのですが、彼は「きみのすばらしさをひとりでも多くの人に見て欲しいんだ!」と鼻息荒く。 どうやら彼が飽きるまで待つしかないようです…どうか私の写真が、ひとりでも多く人の目に留まりませんように(泣)。