<2.夫婦で子育てに対する不満が起こるわけ&解消するコツ>

働くママとパパそれぞれの不満をご紹介しましたが、そもそもこんな不満が出る原因は、男女の考え方の違いが影響しています。 男は論理を重視し、女は感情で判断する。よく男女の違いを述べるときに使われる言葉です。 男性は基本的に「察する」ことが苦手です。いわゆる「空気を読む」というヤツです。 ママが隣で赤ちゃんのお世話にバタバタしていても、「忙しそうだな」くらいにしか思えないのです。強者はママのバタバタにさえ気づきません。 で、「ちょっと手伝ってよ!」とママに怒られて初めて「あ、手伝って欲しかったんだ」と理解しますが、ママの怒りモードの命令に「怒るくらいなら最初から言えよ!命令すんな」となってしまうわけです。 ママはママで、こんなにバタバタしてるんだから気づいて当たり前、手伝いたくないから無視している!と思い込んでしまうため、ついつい強い口調でパパを責めてしまうのです。 赤ちゃんのお世話も一緒。ママは赤ちゃんと接する時間が長いので当然かもしれませんが、女性という点でも赤ちゃんのちょっとした変化や気持ちに気づきやすく、赤ちゃんが本格的に泣き出す前に対処ができるのに対し、パパは接する時間の少なさや鈍感力のため、ギャン泣きするまで赤ちゃんの変化に気づきません。 ママからすれば「なんでもっと注意深く見てないの!」となるでしょうが、パパの方は「そんなこと言っても、分からなかったんだからしょうがないだろ!」となるのです。 これを解決するには、 ママ:手伝って欲しいことがあれば、パパに言葉できちんと伝える。感情的にならない。


パパ:ママの怒りや不安を受け止めてあげる。 手伝って欲しいことがあれば、ママは感情が爆発する前にパパにきちんと言うべきです。 ちゃんと説明すれば、パパも何をどう手伝ったらいいか理解できます。 パパはママの言葉に耳を傾け、もしママがちょっと感情的になっていたとしても、不満&不安を受け止めてあげるべきです。 そうやってお互いの思いをため込まないのが、育児の不満を解消するコツです。