
■NG1:気が向いた時間に勉強を始める
「3点固定」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。最近は学校でもよく紹介されている考え方で、「朝起きる時間」「勉強を始める時間」「夜寝る時間」の3つを毎日決まった時間に固定することです。
起きる時間と寝る時間を決める必要性は、生活のリズムを整えるという意味からもなんとなく理解できますが、勉強を始める時間を固定するのはなぜでしょうか。それは、勉強を習慣化させるためです。
始める時間だけでなく、「〇時から漢字の書き取り」など、そのときに取り組む内容もできるだけ固定化するとよいでしょう。毎日続けていると、脳にインプットされて体が自然に動き、スムーズに勉強を始められるようになります。
時間を決めずに、気が向いたときに勉強をスタートしていると、頭の中がうまく切り替わらないことも。それまでにしていたことがついつい気になるなど、勉強に向かう態勢がなかなか作れません。
そのため、時間ばかりが過ぎて学習の中身が伴わない、極めて効率の悪いときを過ごすことになるのです。
慣れるまでは、決まった時間に机に向かうというのはなかなかハードルが高いので、おうちの方がぜひ声を掛けてあげてくださいね。