嫁姑問題のひとつに「姑からの嫌味や悪口に耐えられない」というのがあります。自分に直接言われるのは百歩譲って仕方ないとしても、子どもに聞こえるように言うのは勘弁してほしいもの。ましてや故意に吹き込んでいたとしたら…! 姑のモンスター行動に悩むママたちに聞きました。
■義実家に住む「黒い魔女」(順子さん/31歳/看護師)
娘が3歳になったころのこと。親戚に不幸があって、どうしても義実家に行かなければなりませんでした。嫌味と小言ばかりの姑に会うのが、どうしても苦痛で…でも、意を決して帰省したんです。 喪服を持って行った私に、さっそく「あら…こういうときは黒い服でいいのよ!」と嫌味を飛ばします。「なかで着替えさせていただけますか…?」と言ったのですが、「まあまあまあ…葬儀と間違ったのかしらぁ?」と聞く耳を持ちません。 ため息をつきながら廊下を歩く私に「顔も見せないで…」「これだから働いている人は礼儀がわかってない」としつこく追い討ちをかけながら出て行きました。すると、さっきからすべてを聞いていた娘がひと言「あの人…魔女なの?」と。 「どうしてそう思うの?」と聞くと「だって黒いし、怖い魔法かけたみたいだった」とのこと。たしかに…と吹き出してしまいました。内容がわからなければ、あの口調はただの呪いの言葉にしか聞こえませんよね。 娘には「ママが守ってあげるから大丈夫。魔女の魔法はウソだから聞いちゃダメよ!」と言っておきました。娘が5歳になったいまでも、旦那の実家には「魔女が住んでいる」と思っているようです。