■離乳食期から、たくさんの素材を経験させること

人間の味覚は、赤ちゃんの時期がもっとも鋭いと言われています。その後徐々に味覚が鈍感になり、離乳食を始めるころになると、ミルクや母乳以外のものも受け入れられるようになります。 とはいえ、大人と比較するとまだまだ味覚が敏感な時期ですから、子どもが口にするものには、気を使ってあげるべきだと言えるでしょう。この時期に大切なのは、さまざまな「素材の味」に触れされること。「離乳食は薄味が基本」と言われるのは、このためです。調味料の味ではなく、赤ちゃんの中に素材の味の世界を広げていってあげましょう。 ここで大切なのは、「赤ちゃんが好きそうではないから」という理由で、すぐに諦めてしまわないことです。せっかく作った離乳食を食べてもらえなかったら、ママとしてはやはり悲しくなってしまうもの。しかし新たな味に出会ったとき、赤ちゃんがそれに慣れるまでにはある程度の時間がかかるものなのです。