■プリスクールの学習スタイルは大きく分けて3つ
プリスクールの学習スタイルは大きく分けて3つあり、 ・オールイングリッシュ型
・バイリンガル型
・日本語から徐々に英語に移行していく移行型 があります。オールイングリッシュ型は、入園から卒園まですべて英語のみ、日本語は一切なしで保育するプリスクールを指します。バイリンガル型は、日本語保育と英語保育の両方の時間があり、両方の言葉を習得できるメリットがあります。日本語から英語に徐々に移行するプリスクールでは、学年があがるにつれて日本語より英語保育が増えていき、やがては英語のみの保育に切り替わっていきます。 どの学習スタイルが良いかは入園する年齢、タイミング、これまで英語に親しんだことがあるかどうかなど、子供のコンディションに合わせた選択がおすすめで、最少年齢で入園するならどの学習スタイルでも問題ないでしょう。また子供の個性や好み、各学習スタイルとの相性で選ぶのも良い方法です。
■気になるプリスクールの授業料は?保育所や幼稚園に比べて割高傾向
プリスクールに子供を通わせたいと思うママにとって、授業料は重要な問題です。年間の授業料と入園初年度の合計額、補助金の有無で見ていくとプリスクールは保育所や幼稚園に比べて最大6倍も割高になります。 ・保育所
年間平均授業料(保育料)・・・約30万円
初年度合計・・・約30万円
補助金・・・あり ・幼稚園
年間平均授業料・・・約50万円
初年度合計・・・約70万円
補助金・・・あり ・プリスクール
年間平均授業料・・・約150万円
初年度合計・・・約180万円
補助金・・・なし 年間授業料を見るとプリスクールは年間約150万円、月あたり約12.5万円もかかることがわかります。すべてのプリスクールが1カ月あたり10万円以上の授業料とは限りませんが、国内にいながら英語と日本語での生活ができることや、一般的な保育所や幼稚園とはひと味もふた味も異なる体験ができるなど、授業料に見合ったカリキュラムを打ち出しているようです。 プリスクールの授業料が割高で補助金などがないのは、認可外の保育施設であるためです。 プリスクールのほとんどは保育施設として認可するにはさまざまな制度上の問題があり、自治体の認可を受けるのが困難な状態です。保育所でも認可外保育所などがあるように、認可外だから悪いというわけではありません。 認可外の保育所を例にすると24時間保育に対応していることや、深夜帯まで延長保育ができるなど、少し特殊な対応があるのが特徴です。プリスクールの場合も英語教育に特化していることなど、通常の保育施設とは異なる特徴があるからです。 認可外の保育施設では授業料(保育料)を自由に設定できるので、一般的な保育所や幼稚園より授業料が高いですが、早期にグローバルな教育を身に付けさせたいという親にとって得られるメリットはプライスレスと言えるかもしれません。