「熱があります」「怪我をしました」など、子どもの体調不良で保育園からお呼び出しがかかるのは、よくあることですね。ところがなかには、予想だにしなかった〝まさかの理由〟もあるようです。保育園の先生の言葉に、電話口で「え? 嘘でしょ?」と思わず自分の耳を疑った体験談を集めました。
ママたちが耳を疑った!?子どものお迎え体験談
鼻の穴に入れたくなったのは…(ゆみさん/36歳/人事)
仕事をしていると、保育園から電話がかかってきたんです。こういうときは、だいたい急な発熱による呼び出し。「うそでしょ~、今朝はすごく元気だったのに…」と呟きながら通話ボタンを押すと、保育士さん予想外の事態が告げられました。
「息子さんが給食のピーナッツを鼻に入れてしまい、取れなくなってしまって…」。驚いて急いで保育園に向かうと、鼻の穴にピッタリと詰ったピーナッツを「みてみて~」とみんなに見せびらかしている息子の姿が。
普段からおふざけキャラではありますが、まさかこんな行動に出るなんて…すぐに近くの耳鼻科へ行くと、さっきまで得意げだった息子はギャン泣き。暴れるのを必死に抑えながら、吸引機で吸い出してもらいました。
保育士さからは「すみません、私たちがついていながら…」と謝られましたが、ほんとに人騒がせな珍事に「こちらこそ、まぬけな息子がお騒がせしてすみません…」とお互い謝っていました。
自分で掘った穴に自分が落ちた(すみこさん/41歳/パート)
先日、息子が通う保育園から呼び出されたときのことです。電話で聞いた「脚を捻挫してしまって…」という報告に、てっきり「あの子ったら、また走り回って転んじゃったんだな…」と思い込んでいました。
保育園に到着すると、しょんぼりした息子がちょこんと椅子に座っていました。「一体どこで転んだの?」「お砂場の穴に落ちて…」と聞き、思わず「え!? お砂場に穴があいてたの?」と聞き返してしました。
(誰が穴なんて掘ったのよ、危ないじゃない…)と腹が立っていたところ、息子が「がんばって掘ったんだよ」なんて言い出したんです…そう、息子は自分が掘った穴に自ら落ち、捻挫してしまったのです!
病院で診てもらうと、幸い骨に異常はありませんでした。これこそまさに、絵に描いたような自業自得…お友だちに怪我をさせなくて、本当によかったです。
おかわりは「1回きり」だから(なおみさん/37歳/事務)
普段からめったに風邪をひかない息子が、保育園で珍しく体調不良に。「気持ちが悪いようで、保健室で横になっています」と連絡が入ったので、すぐにお迎えに行きました。「いつも元気な子が…なにか感染症かしら…」と不安は募るばかり。
息を切らして保健室へ行くと、息子が顔色の悪く横たわっていました。「熱は!? 吐いてはいないんですか!?」と先生に勢いこんで尋ねると、「ええ、ちょっと食べすぎたみたいで…ハヤシライスが大好きなんですね」と。
先生の説明によると。「おかわりは1回だけ」というルールがあるため、欲ばりの息子はあふれんばかりの量をお皿に盛り、無理やり口に押し込んだとのこと。いくら大好物だからって、気持ち悪くなるほど食べるなんて!
「なにかの病気かも!」と、迎えに行く道すがら必死に調べた病院には行くことなく、そのまま自宅へ帰りました。しばらくぐったりしていた息子は、夕方にはすっかり復活してご飯を食べていましたよ。
思いもよらない理由での呼び出しに心構えを
とはいえ、笑い話で済んでよかったですよね。一歩間違えば、大事故にも繋がりかねない珍事件…本当に子どもってヤツは(笑)。思いもよらないことをするものです。親の心配はまだまだ尽きそうもありませんね。
ライター:楠 ゆず
娘と夫、茶トラの猫の3人+1匹で暮らすフリーライター。思い切ってマンションを購入し、ローンパラダイスへ突入中。幼児教育にハマってしまい、興味をもった教材は手に入れないと気が済まない。おかげで家には教材の山が…。断捨離欲と収集欲の葛藤に悩む日々です。