■お風呂は〝もう一つの世界〟の入り口(多佳子さん/36歳/美容師)
お風呂が大好きな5歳と3歳の娘たち。放っておけば1時間でも平気で入っていると思います。おもちゃのせいかと思い処分もしたのですが、プリンの空き容器でも、使い捨てのスプーンでも、延々と遊んでいます。 毎回「早く出なさい」と言うのも疲れてしまったので、「お風呂のお湯はどこに行くか知ってる? お風呂の栓の下は〝もう一つの世界〟につながっていてね…」と作り話をしてみました。 「その世界はいつもびちょびちょで、一度行ったら帰ってこられないんだって」という、我ながらバカバカしいと思出まかせの内容だったのですが、娘たちには効果抜群。「お湯抜くよ」というだけで〝もう一つの世界〟に行かないよう、さっさと出るようになりました。 ところが長女は、私がゆっくり入りたいときでも「ママが〝もう一つの世界〟に行っちゃう! 早く出て!」と騒ぐように…旦那がまだ入っていないのに、次女がお湯を抜いてしまうようになりました。 早く出てくれるのはいいけれど、弊害が多すぎる…言うんじゃなかったと後悔しています。