子どもがどうしても言うことを聞かないとき、なにかの力を借りたくなりますよね…それがときには「嘘」だったり。でもうっかり出まかせで嘘をついてしまうと…その場はおさまったとしても別のところに弊害が出て、騒動を起こしてしまうこともあるようです。子どもに嘘をついて後悔した、ママたちの懺悔です。
■「鬼が来るよ」で大パニック起こる!(豊美さん/37歳/看護師)
もうすぐ3歳になる息子はイヤイヤ期まっただなか。お店に行くと大泣きか全力ダッシュをするので、困っていました。節分の数日前、スーパーに鬼のお面が飾ってあったんです。それを見た息子はおびえながら「あれなに?」と聞いてきました。 「鬼だよ~」と説明すると、「鬼ってなに?」と。そこで私は「ママのいうことを聞かなかったり、悪いことをしていたら、夜のうちにやってきて、悪い子を連れてっちゃうんだよ」と、ちょっと意地悪を言ったんです。 すると息子は、いつになくおとなしくなったので「これは使える?」と思ったのですが、夕方になって暗くなりはじめてからが大変でした。「鬼が来るー!!」と、泣き叫んで窓に近寄ろうともしません。 部屋の電気を少しでも消すと大パニック。とくに良い子になるでもなくわがままはいつも通りで、さらに機嫌が悪くなっただけ。「節分で豆を投げると鬼は寄ってこない」と説明すると落ち着きましたが、そこから節分までの間、わが家の電気はずっとついたままでした。余計なこと言わなければ良かったです。とほほ…。