■登録販売者の資格を取得するには?

登録販売者の資格は、年に1度、各都道府県で行われている試験に合格しなければなりません。以前は受験資格が必要だったのですが、2015年の法改正で受験資格が撤廃されています。 そのため、資格取得のための実務経験や年齢制限、また、学歴といったものが必要ないので、誰でも取得が可能な資格となっているのです。 注意しなければならないのが、申し込みが可能となる期間や試験日が各都道府県で異なっているという点です。全国一斉というわけではないので、資格取得を考えている方は、受験する都道府県の状況を調べておきましょう。 8月の下旬に試験が行われる地域もあれば、12月上旬に試験が行われる地域もあるのです。受験の申し込み期間については、概ね試験日の3か月前から2か月前くらいとなっています。また、合格発表については、試験の1か月後から1か月半後くらいになっているようです。 出題の範囲や問題数は全国で共通となっていますが、試験の内容は地域ごとに異なります。試験日が全国一斉ではないので、当然と言えば当然もしれません。日程が異なるのに同じ問題であれば、簡単に対策ができてしまいます。 受験料は1万5千円前後ですが地域によって異なります。また、合格率も地域によってばらつきがあり、26から55パーセント程度になっています。平均では43パーセントくらいになっています。