■認定介護福祉士の資格

介護福祉士のさらに上位にあたる資格が認定介護福祉士の資格です。とはいえ、それほど難易度の高い資格というわけではないのです。 介護福祉士が国家資格であるのに対して、認定介護福祉士は民間資格のため、試験はなく、研修を受講して修了後に申請を行ない、受理されれば資格取得です。 なぜ、介護福祉士の上位の資格であるかというと、前提条件として、介護福祉士の国家資格取得者であることが必要になります。さらに、介護福祉士として5年以上の実務経験が必要となります。介護福祉士となるには3年の実務時経験が必要ですから、合わせると8年以上の実務経験が必要ということになるのです。 ですから、介護福祉士として実務経験を重ねてきて、さらにそこから研修を受け終了した介護福祉士のエキスパートであるということになるのです。 仕事内容としては、介護福祉士と同様なものとなるのですが、より指導者的な立場となるため、現場での介護は介護福祉士のころと比べるとより少なくなってきます。 待遇面では、民間の資格ということもあり、まだ、資格取得者も少ないため定かではないというのが現状です。リーダー的な存在ということもあり、役職手当的なものは見込めるかもしれませんが、これから次第ということになるのかもしれません。

■ケアマネージャーの資格

高齢化社会ということは、家族に介護が必要となる高齢者がいるというケースも少なくありません。国内全体で考えれば要介護の人数もかなりの人数に上ります。 そこで必要とされるのが介護保険施設です。その介護保険施設では1人以上のケアマネージャーを配置しなければならないと法律によって義務付けられました。ということは、ケアマネージャーの資格を持った人が必ず必要ということになります。 介護・福祉関連の業界でずっと働くことを考えるのであれば、最終的にはこのケアマネージャーの資格はとっておいたほうがよいでしょう。実際に受験者も年々増えており、その人気の高さが伺えます。 但し、ケアマネージャーは正式には介護支援専門員といい、介護関連の資格の中では上位の資格となっており、介護福祉士や社会福祉士としての実務経験が5年なければ受験資格がありません。認定介護福祉士と同等の実務経験が必要ということです。