■理想の睡眠時間を考えよう
人間は個人差はありますが、年齢によって必要となる睡眠時間は異なります。基本的には年齢を重ねるごとに必要となる睡眠時間は少なくなっていきます。その必要な睡眠時間を考えて就寝の時間を決めるようにするとよいのではないでしょうか。 赤ちゃんのうちは、食事、つまり授乳の時間以外はほとんど寝ていますよね。生まれてから3カ月くらいになるまでは、睡眠時間は14時間から17時間程度必要とされています。また、11カ月くらいまでは12から15時間くらい必要となります。1歳から2歳くらいでは、11時間から14時間程度、また、5歳くらいまでは、10時間から13時間程度必要と言われています。 このくらいの年齢までは、就寝時間を意識せずとも自然に寝たり起きたりするので、それほど気を使う必要はないかもしれません。ただし、あまりに寝ていないようであれば、就寝時間に関係なく寝かしつけるようにしたほうがよいかもしれません。 「寝る子は育つ」と言われるようにしっかりと寝させてあげることが大切です。
■就寝時間を考えよう
学校や保育園に通うころになると、起床時間を考えなければなりません。そのためには、就寝時間も考えなければ、理想的な睡眠時間を得ることができなくなってしまいます。 近年は幼児でさえも、遅寝・遅起きの傾向が強くなってきているので、子供の生活リズムのことを考えると早めに寝かせるようにする必要があるのです。 厚生労働省の調査では、午後9時以前に寝る子供は20パーセント程度となっています。これは、両親の帰宅時間が遅いというのも原因の一つと考えることができます。ある程度の年齢になっていれば、9時台、10時台でもよいのですが、なるべく早めに寝かせてあげるというのが子供の成長のためには大切なのです。 特に日本の小中高の学生は世界的に見ても、夜更かしの傾向が強くなっています。 しっかりとした睡眠時間を得るには、必要な睡眠時間を考えて、就寝時間を考えると睡眠をしっかりととり、体を休めることができるのです。