ママ友とのおつき合いでは、「会話上手」であることがとても大事です。でも、ただ面白い話ができればいいということではなく、人の話をよく聞いて周りとの調和をとって受け答えすること。そんなママ友づき合いの極意に反し、人の話を横取りしたり、結論まで勝手に要約したり。はたまた、自慢とマウンティングの山を築いたり…そんな困ったママ友の「会話のクセ」を、改めさせる方法とは?
■会話泥棒に気づいてない!(裕子さん/32歳/事務員)
「会話泥棒」をするママ友にイライラしていました。まだ話が終わっていないのに「ところでさ~」と別の話をしてきたり、「要はこういうことでしょ!」と話を強制的に要約されてしまうんです。 たび重なると次第に学習していくもので、話を「盗られる」からイラッとするのであって、話を「盗る」ほうに回ってやろうと思いついたんです。しかし、話下手な私が会話に割り込んで、別の話をするのは至難のわざ。 そこで彼女の話を「感想まで要約してしまうこと」に徹しました。いつも聞いているママ友の話です、流れはよ〜く分かっています。「知ってる? 昨日ニュースで見たんだけど、あれって隣の市の…」という彼女。 「あぁ、知ってるわ。○○町で車が店に突っ込んだ話でしょ、ブレーキとアクセルの踏み違いだって。怖いわよね~」といった感じです。大事なのは彼女より多くの情報量を持つこと、話す隙を与えないことがポイントです。 するとしばらくして、業を煮やした彼女が「裕子さんって、人の話さえぎるわよね」と言ってきたんですよ。このときを待っていた私は、すかさず彼女に「あなたも周り同じことをしているの」と教えてあげました。 彼女はまったく気づいていなかったようで、さすがに反省したようです。それ以来、彼女が人の会話を盗むことはなくなったのでした。