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忙しい毎日を送っていると疲れが少しずつ溜まってしまって、気がつけばぐったり、朝起きられないということはありませんか? できれば、今日の疲れは今日のうちに解消して翌日に疲れを持ち越さないようにしたいものです。 そこで、翌日に疲れを残さないための、疲労回復法についてご紹介します。

◆疲労の種類と原因

まずは疲労の種類と原因について確認しておくことにしましょう。 疲労には、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労と3種類の疲労があると言われています。それぞれの原因は次の通りになります。 ●肉体疲労 肉体疲労は、エネルギー不足と疲労物質である乳酸が体内に溜まってしまったことが原因となって引き起こされると言われています。 ご存知の通り筋肉を動かすためには、エネルギーが必要になります。エネルギーが足りなければ、筋肉を十分に活動させることができなくなってしまいます。また、エネルギーのもととなる糖質を分解する際に乳酸が発生し、酸性物質である乳酸が溜まってしまうと筋肉が十分に活動しなくなってしまうのです。その結果、筋肉の凝りやだるさなどの症状が現れてしまい、いわゆる肉体疲労という状態になってしまいます。 ●精神的疲労 精神的疲労は、自分の周囲を取り巻く環境によって引き起こされることになります。人間関係や心配事などがあることでストレスを感じることによって引き起こされます。 ●神経的疲労 神経的疲労は、PCやスマホ、細かな数字などを長時間見る行うことによって、視神経や脳の緊張状態が長時間継続することで、引き起こす脳の疲労になります。 ●疲労が絡み合うと疲れが取れない状態に また、肉体的疲労、精神的疲労、神経的疲労は、それぞれに関係しあうことになると、疲れが取れないといういわゆる疲労困ぱいという状態になってしまうのです。 神経的疲労によって脳が緊張することによって、交感神経に影響を与え内臓や筋肉が常に働いている状態になります。これによって身体の方も疲れてしまうことになります。 さらに、身体や脳が疲労してしまうことによって自律神経がアンバランスになり精神面にも悪い影響を与えてしまうことになります。