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海外旅行を計画する際、忘れてならないのが旅先でのトラブルに対する備えと言えます。なれない土地で風邪をひいたり、食あたりをしたりする可能性も多くあります。特に子ども連れの場合は、何が起きるか予想が付きません。


しかし、海外の医療制度は国ごとに異なりますので、日本の感覚で軽く考えていると、「現地で医療機関を受診したら、高額な医療費を請求されてしまった」というケースも少なくありません。


海外の場合、治安が良くない地域もあり、盗難や詐欺といったことも予想されます。「2、3日だから、大丈夫だろう」と考える人もいるかもしれませんが、「備えあれば憂いなし」、万一のために、海外旅行保険に加入しておくとよいでしょう。


お手持ちのクレジットカードには、付帯サービスとして「海外旅行保険」が付いているかもしれませんので、今一度確認しておくことをおすすめします。

 

■海外旅行保険はしっかりと比較検討する

さまざまな保険と同様に、海外旅行保険もいろいろな保険会社が多彩で豊富なプランを用意しています。その中から自分が必要とする保険を選ぶことになります。


基本となる補償にはそれほど違いはありませんが、細かな部分では各社の特徴があるので、内容をしっかり把握して必要な保険を探してみましょう。 補償内容についていくつか紹介すると、持病や既往症があっても補償額の上限を提示されたうえで、加入が可能となっています。海外旅行中に、お店で商品を壊してしまった、盗難に遭ったなどの不慮の事故で損害を受けた場合の補償をしてくれます。


友人から借りたカメラやスーツケースを壊してしまったなどという場合も、「携行品損害保険金」が付いていれば、補償されます。


このほか、最近では、搭乗予定の飛行機が欠航してしまい、やむなく追加でホテル代や食事代を負担した場合、その費用などを補償してくれる「偶然事故対応費用保険金」もあります。 インターネットの海外旅行保険比較サイトを利用すれば、いくつかのプランから比較検討することもできます。


渡航先、旅行期間、年齢などの必要な内容を入力すると、保険料がひとめでわかります。


インターネットを利用すると保険料が割引となる場合もあるので、比較した上で、「これ!」と思うプランがあれば、インターネットで申し込みをすると、店舗までいく手間を省けます。