115-1

ワーキングママにとって、就職先が残業の多い会社かどうかは、かなり重大なポイントです。ただでさえ、仕事に育児に家事に、と分刻みの忙しいスケジュール。予定を立ててその通りに動かなければ、家庭はたちまち大混乱に!


そこで、ワーママにおすすめ、残業のない業種や職種を調べてみました。気になる1位はこの仕事です!


<1.ワーママの味方、残業の少ない業種ベスト5は?>

これから働こうとするワーキングママにとって、その会社に残業があるかどうか、というのはかなり大きな問題です。


なぜなら、残業というのは基本的に予定外の拘束であり、退園時間が決まっている保育園や、その後の夕食、入浴、就寝のスケジュールが、予定が狂うことでめちゃくちゃになってしまうからです。


子どもが小さければ小さいほど、少しの予定変更が後から大変なことになるということ、ママのみなさんならよくご存じですよね。


ということで、ママにオススメの残業の少ない業種を調べてみました。 まず、残業の少ない業種のベスト5です。


1位:スポーツ/ヘルス        12.3時間


2位:薬局(メディカル)      12.4時間


3位:クレジット/信販(金融)    12.8時間


4位:病院(メディカル)      13.2時間


5位:専門店・小売店(小売・外食) 13.8時間 時間は、月平均の残業時間の合計です。つまり、1位のスポーツ/ヘルスだと、残業時間は1日で大体25分程度ということになります。


これを見ると、スポーツ系、メディカル系の業種に残業時間が少ないことがわかります。


考えてみると、病院もスポーツジムも、終了時間が決まっているため、それ以降の仕事は基本的にない(できない)ということが理由として挙げられます。この点でいえば、他の順位の業種(小売・金融)に関しても、店舗を持ち、閉店時間が決まっている業種は、残業が少ないことがわかります。


ただ、スポーツ系にしても、メディカル系にしても、インストラクターや薬剤師などの資格がないと、なかなか就職できないので、資格なしでも就職できる、専門店・小売店の方が比較的就職しやすいのではないかと思われます。


<2.ワーママの味方、残業の少ない職種ベスト5は?>

次に、どの職種に残業が少ないのかを調べてみました。


結果は以下の通りです。ここでは、2013年のベスト5と2018年のベスト5を挙げてみました。 <2013年>


1位:一般事務 事務・アシスタント系 8.1時間


2位:翻訳/通訳 事務・アシスタント系 8.3時間


3位:貿易業務 企画管理 9.3時間


4位:オペレーター 事務・アシスタント系 9.3時間


5位:秘書/受付 事務・アシスタント系  11.0時間 <2018年>


1位:経理事務・財務アシスタント 事務・アシスタント系  11.1時間


2位:秘書/受付 事務・アシスタント系  11.6時間


3位:医療事務 事務・アシスタント系   12.1時間


4位:一般事務・アシスタント 事務・アシスタント系 12.2時間


4位:通訳・翻訳 事務・アシスタント系  12.2時間 2013年と2018年では、微妙にランキングが入れ替わっていますが、取りあえず共通しているのは「事務・アシスタント系」の職種が今も昔もほぼ1位から5位までを独占していることです。


アシスタント業務は、あくまで業務の補佐的な役割ということで、残業をしてまでする仕事ではない、あるいは残業するほどの仕事はない、のどちらかであると考えられます。


とはいうものの、2013年よりも2018年の方が、残業時間が多くなっているこの事実。


これはアシスタント業務と言っても、人手不足の中で残業せざるを得なくなってきていることや、その中でやるべき仕事の範囲が広がり、それが残業につながっているのではと思われます。


ただし、5位の通訳・秘書でも、一日当たりの平均残業時間は24分程度であり、2013年5位の秘書/受付の残業時間が平均22分であることから、ほとんど差はないと考えても良さそうです。