■SUBTOTAL関数
さまざまな集計値を求めたいときには、SUBTOTAL関数を利用しましょう。エクセルから小計を除いて集計値を出す場合、SUM関数では時間がかかってしまいます。このような場面で使えるのが、SUBTOTAL関数です。 SUBTOTAL関数においては、指定した範囲内の数字を、指定された計算方法に従って集計してくれます。集計方法には、 1 平均値を求める
2 数値の個数を求める
3 データの個数を求める
4 最大値を求める
5 最小値を求める
6 積を求める
7 不偏標準偏差を求める
8 標本標準偏差を求める
9 合計値を求める といった種類があります。「9」の合計値を求める指示を入れることで、小計を除いた数値を入力してくれます。 SUBTOTAL関数は、「=SUBTOTAL(9,C3:C10)」のように入力します。 カッコ内の最初で計算の種類を指示して、その後に希望範囲を入力すればOKです。 セルの途中で小計を挟んでいる場合においても、そのほかのSUBTOTAL関数が使われているセルは除外して計算を行ってくれます。 見やすいデータ作りには、小計の記入が非常に重要ですが、関数を使って計算をする場合、それらの数値が邪魔になってしまうケースもあります。SUBTOTAL関数を使えば、そうした問題もクリアできます。
■RANDBETWEEN関数
表内にランダムな数値を配置したいと思ったときに、使えるのがRANDBETWEEN関数です。自分でランダムな数字を配置しようと思っても、意志が働いてしまうケースは少なくありません。この関数を使えば、簡単に作業を完了できます。 RANDBETWEEN関数は非常にシンプルで「=RANDBETWEEN(1,100)」のように、カッコ内で最低値と最大値を指定すればOKです。 あとは指定したセルに、ランダムな数字を配置してくれます。 順番決めやグループ決めなどで役立ってくれることでしょう。
■まとめ
今回は、仕事をもっと効率化できる、エクセル関数について紹介しました。「なんとなく難しそう」と感じるのは、実は最初だけ。自分にとって必要な関数を、一つずつ確実に身につけていくことで、抵抗感は薄れるはずです。 仕事の時短につながりますから、「もう関数が手放せない!」なんて思う日も、そう遠くはないでしょう。