中学でさらに悪化する症状「自分の頭を壁に…」

── 中学時代はいかがでしたか?
へちさん:入学当初はよかったものの、症状が次第に悪化してきました。中学2年の頃は運動チックがいちばんひどくて、首ふり以外にも体が「ビクビクッ」と震えたり、自分で自分の頭を殴ったり、壁が近くにあると、自分で頭を壁にぶつけ続けたり。
── 壁に頭を…。痛みは感じるのに、体が動いてしまうのでしょうか?
へちさん:はい。痛いけどやめられないんです。自分の頭を叩くのは、自分に強い罪悪感を抱いた時。たとえば母に怒られて「自分はダメなんだ」と感じた際に、自分で自分の頭を叩けば、ダメなことが帳消しになるような気がしてしまって。
── 小学生の頃は叫びたくなる衝動に駆られたということですが、音声チックは?
へちさん:音声チックはある程度、自分でコントロールできることが増えました。大きな叫び声は出さず、しゃっくりなど、小さいチックにして逃すとか。ただ、チックを出さないように常に気を張っていたので、膨大なエネルギーを使うんですよね。結果、疲れ切って学校を休むこともあったし、登校してもしょっちゅう保健室に行っていて、周りの生徒には「サボり癖がすごい」って言われていました。