一緒に気持ちを分け合えるぬいぐるみの魅力

── 現在「ぬい活」が流行っています。ブームによって依頼数に変化はありましたか?
杉野さん:開業時は毎月10件程度だったのが、じわじわと増え現在は月130体から160体ほどに増加しました。「洗い方がわからず、自宅の洗濯機で洗ったら生地が破けてしまった。どうにかなりませんか?」など、扱いに慣れていない方からの依頼も増えたと感じます。お客さまの年代は40代から60代の方が中心で、男女比は男性4割、女性6割と、意外と男性からの依頼も多いんですよ。
── 世代、性別を超えて愛されているぬいぐるみの魅力は、どんなところにあると思いますか?
杉野さん:単純にかわいいものに囲まれていると癒やされるというのもあると思いますし、ぬいぐるみってその人の心の状態で見える表情が違ってくるんですよね。悲しいときには同じように悲しんでいるように見えるし、嬉しいときには一緒に喜んでくれているように見える。何も言わないけれどいつもそばにいてくれる。それがきっと多くの人たちにとってちょうどいい距離感で、愛されている理由なのだと思います。
取材・文:阿部祐子 写真:杉野美紀