「別れたら誰も…」妻の言葉の意味がわかった
── 素敵すぎます!奥さんとの出会いのきっかけはなんでしたか。
的場さん:共通の友達が出会いのきっかけで、たまたま僕らが集まってるところに奥さんがやってきたんだけど、うちの奥さんは僕と出会ったときに「この人と結婚すると思った」って言ってました。どういうわけか今はそれを認めないんですけどね。それに、僕は出会ったときには、そう思わなかったんですけど(笑)。
本当に奥さんにはたくさん迷惑をかけてきたと思います。大勢の友人を急に連れてきたり、撮影や舞台でピリピリしているときもあったり…。どんなときもなんも言わず冷蔵庫には必ずスイーツを買っておいてくれて。冗談なのか本気なのかわからないですけど、何度か奥さんから、「パパは私と別れたら誰も面倒見てくれないと思うよ」と言われたことがあった。若いときは「そんなことないぜ、俺はモテモテだからな」と言い返して、笑って流されましたけど、年齢を重ねるとようやくこの意味がわかりますね。奥さんには感謝の気持ちがずっとあるので、プレゼントは欠かしません。
── プレゼントを贈るのはお誕生日ですか?
的場さん:誕生日はもちろん、母の日に、結婚記念日、クリスマスもですね。母の日は厳密には僕の母ではないから贈らなくてもいいのかもしれませんが、惚気じゃないけど、プレゼントを贈ることで奥さんの笑顔を見たいんですよね。いちばん近くにいる人が笑ってるのをずっと見ていたいって思います。
── 30年近く、しかも1年に何回もプレゼントを贈り続けてネタが尽きることはないんですか!?
的場さん:今までそんなこと考えたこともなかったです(笑)。何を贈るかは、数か月前から奥さんのリサーチを始めることもありますし、店に行って探して決めることもあります。「何を贈ろうかな」と考えている時間も僕は結構好きなんですよ。
妻へのプレゼント「僕のほうが喜んでるかも」
── プレゼントは、渡す瞬間だけでなく選んでいるときから始まると言われますね。
的場さん:贈るのも好きだけど、人からもらうときもありがたみを感じるよね。お土産とかをもらうときも「わざわざ自分のために時間を使ってくれてるんだ」って思えるしね。プレゼントを渡したあとに奥さんが喜んでくれてる姿を見るのが嬉しいんですよね。何をあげているかは秘密です。
── あげたものを喜んでくれるというのは、奥様の好みをバッチリわかっている証拠ですね。
的場さん:むしろ渡した僕のほうが喜んでるんじゃないのかなって思うくらい(笑)。うちは、「お互いにこれがいいね」と思うものが一緒なんだと思います。夫婦にはそれぞれの色があるし、家庭によって違うと思うんですけど、僕は日々感謝を伝えることを大事にしています。言葉は悪いですけど、釣った魚に餌をあげまくって(笑)、奥さんの笑顔を見ているのが幸せですね。
取材・文:内橋明日香 写真:的場浩司