仕事のストレスから暴食し、110キロまで太った30代ののんさん(@non_110kg)。太った見た目から自分に自信がなく、周りの評価を気にしすぎるあまり、周囲と歪な人間関係が築かれてしまうように。しかし、3年かけて49キロ減量するダイエットに取り組むなかで、「これは自分が悪いな」と、気づいたことがあったそうです。

デブキャラを演じ、歪になった友達関係

太っていた頃は人の目ばかり気になり外出も苦痛だった

── 現在インスタグラムでダイエットの経験を発信しているのんさん。過去に多忙な仕事のストレスから暴食に。その後、転職で在宅ワークになったことで家から出なくなり、夜通しオンラインゲームをしては睡眠不足という不摂生な生活を続けていたそうです。体重は110キロになっていたものの、「健康な生活」を身につけることで61キロへの減量に成功しました。

 

現在はとても自然体ののんさんですが、太っていた頃は自分に自信がなかったそうですね。

 

のんさん:外出すると、すれ違いざまに知らない人から「デブ、邪魔」と言われたり、学生の集団に笑われることがよくあり、人の視線を常に感じていました。

 

また、見た目に自信がないぶん、他者からの評価を常に気にしていて、友達づきあいなどで相手を優先することが私の存在意義だと考えていました。スマホをずっと握りしめてLINEの返信も1分以内で返したり、遊びの誘いも「断ったら嫌われるかもしれない」と相手の予定に合わせて無理をしていたんです。

 

友達から体型についてイジられることもありましたし、「デブキャラで何もできない人」というポジションになっていましたね。本音では嫌なんですけど、イジられても明るく返すキャラとして、その人にとって「都合がよくておもしろい人」を演じていました。相手の都合がいいことばかりしていて、自分は消費され心はボロボロになっていました。

 

歪な関係になってしまい、自分の意思をたまに伝えると「突然なんなの?」と相手から言われることもあって。相手はそれまでの関係性から私が意見を言うことはないと思っていて、それを裏切ったことで揉めて縁が切れてしまう…なんてことも多かったです。

 

── 友達とはいえ対等ではなかったわけですね。健康的な生活を身につけ、ダイエットする中でそうした人間関係に変化はありましたか?

 

のんさん:自分を労ることの大切さに気がつき、「これは私が悪いな」と思うようになりました。それまで他者の評価ばかりを優先していて、自分と人との境界線が曖昧だったんですよね。

 

そのことに気づいてからは、誘われても自分の予定があったら断れるようになりました。今では、夜に友達と一緒にゲームをしていても「時間になったから寝るね」と話せるし、即返信だったLINEの返信も自分の都合で返信しています。本当の友達は予定を断っても友達でいてくれるし、ちゃんと事情を説明したら嫌われることもないんだなと気がつきました。

 

よく言われることですが、まず最初に自分を一番大事にして気持ちを満たしてあげることで、友達や家族、相手も同じように尊重できるようになるんだと感じています。