相撲部屋の娘として育った経験で今がある

── 24年には第1子となる長女を出産。現在は2歳になるそうですが、子育てはいかがですか?
アイリさん:ただただかわいいです。1歳ちょっとまで夜に全然、寝ない子だったので、ずっと抱っこしたまま朝が来たときはキツかったですが、「そういうもんかな」とも思っていたので、悲観的になることはなかったです。夜、寝ないこと以外は子育ては楽しいですし。
夫は不規則な仕事で出張が多く、近所に住んでいる母がときどきご飯を持ってきてくれることがありました。ただ、父との生活があったので、子育てで母を頼ろうという発想が当初はなかったんです。でも現在、第2子を妊娠中でつわりがひどいときがあって。ここにきて、母に娘を公園に連れて行ってもらうなど、甘えさせてもらっています。
── 今年の6月には2人の母親になるアイリさんですが、アイリさん自身は相撲部屋の娘として、しつけやマナーは厳しく育てられたと思いますか?
アイリさん:普段は優しい両親ですが、挨拶や礼儀についてはすごく厳しかったですね。お客さんに会う頻度がとにかく多かったし、失礼のないよう細かく言われてきたと思います。
また、普段の生活で言うと、たとえば飲み物は水か麦茶で、家にジュースや炭酸飲料を置いていませんでした。ファーストフードを初めて食べたのは小学校高学年になってから。「ラーメンのスープは飲まない」「甘いものを食べない」といったルールはありましたが、今となってはすごく感謝しています。
食事中はテレビを消していましたが、ずっと家族で話していたので気にならなかったです。自分の部屋にテレビがあってもほとんど自室にいることがなくて、何をするにもリビングでみんなと一緒に過ごしていたので。
── 勉強や学校生活についてはいかがでしたか?
アイリさん:勉強に関してはまったく何も言われなかったですね。小学校から一貫校に通っていましたが、「学校で友達と仲良くしてくれたら万々歳」という感じでした。
大学生になるまで門限がありましたが、それ以降も終電で帰ったり、朝帰りをするようなこともなかったですね。みんなは朝まで飲んだりカラオケに行ったりしていましたが、実家の相撲部屋は朝5時くらいからお相撲さんたちの稽古が始まるんですよ。朝帰ったとしても怒られることはないんですけど、「みんなが全力で頑張っているところに徹夜明けで帰るのもどうなのかな」と思って自主的に控えていて。