前向きに歳を重ねるために見る「ちょっと先の未来」
── 今後の展望はありますか?
財前さん:昨年から息子が大学に進学をし、自分の時間が増えました。60歳というと、昔は「おばあちゃん」というイメージでしたが、私も含めてみなさんとても元気。体もまだまだ動きます。今は「大分の在来種を守る活動」に挑戦しています。ミトリ豆や白なすなど、大分にしかない農作物を守り育て、次の世代に引き継いでいきたいです。
── 前向きに歳を重ねるために必要なことは、なんだと思いますか?
財前さん:過去を振り返りすぎても心が老いますし、遠い未来ばかりを見ていても余計な不安が出てきます。だから私は、ちょっと先の未来を見て、やりたいことをたくさん考えるようにしています。今はきんかんの収穫時期なので、「種を取らなきゃ」とか「水をやらなきゃ」とか、そんなことばかり日々考えています(笑)。
取材・文:大夏えい 写真:財前直見