相手の欠点を指摘するのは消費カロリーが高いから

よもぎちゃん
休日、友人とアメ横へ

── 依頼者から恋愛感情を抱かれたり、怖い目に遭わされたりすることはないのでしょうか。

 

よもぎちゃん:さいわい、今のところ怖い思いをしたことはないですね。依頼いただく方とは必ず人目のあるところでお会いしますし、性的なことはもちろん、私が嫌なことはしません。

 

SNSやYouTubeで「依頼者さんと恋愛関係になることはありません」と公言もしているので、それを理解したうえで依頼してくださる方がほとんど。むしろ「線引きがはっきりしているから利用しやすい」と言っていただくことが多いです。リアルで同じコミュニティの女性を食事などに誘うと、そこに「意味」が生まれてしまう可能性があるけれど、私ならその心配はないんですよね。

 

いかにもモテそうなタイプの方が「あと腐れなく、空き時間にサクっと飲みたい」という気分のときに利用してくださることもあります。

 

── ほかに、意外なニーズはありますか。

 

よもぎちゃん:これはコミュニケーションが苦手な男性に多いのですが、「一緒に洋服を買いに行ってほしい」というご依頼ですね。ひとりでは服を選べないし、店員さんに話しかけられるのもイヤ。試着をした服が気に入らなくても断れない。でも、私相手になら「これ、微妙」って本心を言えるんですよね。そして私が、代わりに店員さんとやりとりをする。いわば「コミュニケーションの代行者」ですね。

 

婚活サイトやマッチングアプリを利用している男性から、「デートの下見や練習をしたい」というご依頼をいただくこともよくあります。相手の女性からいきなりブロックされてしまうなど、なかなかうまくいかない男性からは「デートの採点をしてほしい」という要望も多いです。「ブロックされる理由を聞いて、納得したい」「悪いところを指摘してもらって、改善したい」と思われるようです。

 

そういう方には、「眉毛がボサボサ」とか「さすがにトークが長い」とか、正直に感想を伝えるとすごく喜ばれます。この間、「言いづらいんですけど、頭頂部が薄くなっていることに気づいていますか」と指摘をしたら、びっくりされていました。正面から鏡を見ているだけでは気づきにくいんですよね。

 

── よほど親しい間柄でないと、なかなか言えないことですね。

 

よもぎちゃん:人に言いづらいことを指摘するのって、すごくこちらの消費カロリーの高い行為ですよね。なので、私は通常のコースとは別に「デート採点レンタル」というオプションを用意しています。このオプションを申し込む時点で依頼者さんの覚悟が決まっているから、こちらも指摘しやすいですね。

 

所属している結婚相談所でも同様の仕事をしています。会員さんと模擬デートをして、気づいた点をフィードバックします。私とデートの練習をした方から、「うまくいきました」という報告をいただくと嬉しいですね。