西本たける「悩みは白いパーカーが着られないことだけ」尋常性白斑発症を機にメイクに目覚め広がった世界

SNSに投稿した動画「私服のセンスが中2で止まっている彼氏」が190万回再生を超えるなど、注目を集める芸人・西本たけるさん。昨年、皮膚の色素が抜ける突発性尋常性白斑を公表してかはら、皮膚のまだらな部分をカバーするメイク動画をSNSにアップしています。（全3回中の2回）

尋常性白斑になってメイクの素晴らしさに気づき

── 2024年8月に突発性尋常性白斑を発症したことが公表されました。現在は顔の色素が抜けて色がまだらになっているそうですね。白くなった肌をカバーするメイクをされているとか。

西本さん：はい。白くなった部分と地肌の境目を目立たなくするメイクをしています。化粧水、日焼け止めを塗って、その後に突発性尋常性白斑用のカラーファンデーションを塗って白くなった肌の色を地肌に近づけます。その上に少しだけファンデーションを重ねて、パウダーで仕上げて最後にフィックスミストをして終わりです。

── ファンデーションを筆で塗るなど、こだわったメイクをされていますね。

西本さん：僕が突発性尋常性白斑を公表したときにプロのメイクさんから連絡をもらって、白斑を隠すメイク方法を教えてもらったんです。それまでは自己流で白斑をカバーするメイクをしていたんですが、仕上がりが全然違ってびっくりしました。その様子はSNSにもあげているんですが、メイク道具やテクニックで白斑の跡がこんなにきれいに隠れるんだと知り、そこからメイクにハマっていきました。

── メイクをする西本さんがすごく楽しそうなので、見ているこちらも楽しくなります。

西本さん：そうなんですよ。もともと自分を美しく見せたいタイプなので、メイクが楽しくなっちゃって（笑）。新しいメイク方法や今まで使ったことのないコスメを知るたびに、「こんなにいいアイテムがあるんだ！」「企業努力すごい」と感動しています。メイクが楽しいという気持ちが、病気になってつらいという気持ちを上回っていますね。

── メイクをされた状態だと、白斑の部分がまったくわかりません。

西本さん：僕はまだ下手なので、完全には隠れていないですけど。でも周りの人からも「白斑の部分がわからないね」と言われます。実物をよく見ればわかるかもしれませんが、だいぶ隠れているかなと思います。