何をやっても人並み以下…そんな人生を歩んできた桜葉はるな(25)と、若干33歳で2つの部を率いるリーダー・右京伊織。同じ会社で正反対のポジションを歩くふたりの人生が交錯した、ある夜の出来事です。

 

停電のためオフィスに閉じ込められ、苦手な上司・右京とふたりきり。しかも、エレベーターに閉じ込められている人がいることが発覚し、右京は自力でなんとかしようと奮闘します。万策尽きて悩む右京を励ましたい一心で声をかけ続けるはるな。ふたりの距離が徐々に縮まってきて──。

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第6話 「えっ…かわいいんですが」完璧主義上司が部下の女性を前に赤面したまさかの理由

はるなに自分の生まれ育った環境や置かれた境遇を吐露し、「俺は凡人だから」とつぶやく右京。はるなは初めて、完璧に見える部長も劣等感を抱きながら生きてきたのだと悟ります。そして、「完璧主義になるほど努力できることがすごい」と真っすぐに伝えました。そんなはるなのストレートな言葉が、右京の心を動かしたようです。

 

たった5分の休憩時間。それでも、はるなと交わした言葉が右京を鼓舞し、集中モードに導くには十分だったようです。

 

作/anten-sora