帰省時にしてあげると喜ばれる10のこと

冷蔵庫の中を一緒に片付ける

冷蔵庫を片付けているイメージ
【帰省時にやると喜ばれること】その1・冷蔵庫の中を一緒に片づける

高齢世代には、「食べ物は冷蔵庫に入れておけば悪くならない」という「冷蔵庫神話」が少なからずあります。帰省したら、消費期限が切れた食材が眠っていないかチェックしてみましょう。

テレビなどのリモコンをきれいにする

汚れたリモコンのイメージ
【帰省時にやると喜ばれること】その2・テレビなどのリモコンをきれいにする

毎日使うものの汚れは、使っている本人には気づかないことが多いです。いつも目につく場所に置いてある、テレビやエアコンなどのリモコンがいい例です。ボタンの隙間にほこりがたまっていたり、手垢で汚れたりしていたら、爪楊枝や除菌クリーナーを使ってキレイに掃除してあげましょう。その際、電池残量もチェックして切れる前に電池も取り替えておきます。

親の手が届かない場所の掃除をする

高所の掃除をしているイメージ
【帰省時にやると喜ばれること】その3・親の手が届かない場所の掃除をする

高齢になればなるほど、手の届かない場所は増えてきます。私が仕事で訪問する高齢者のお宅でも、掃除が行き届かなくなって汚れ放題になっている場所を目にすることがしばしばあります。ベッドの下、照明器具の傘の上、エアコンのフィルター、換気扇、キッチンや風呂場の排水溝、ガスレンジの下や裏側、神棚、タンスの上、ベランダ、網戸…。帰省したとき、もしも汚れている場所があったら掃除してあげてください。

トイレをすみずみまで掃除する

トイレ掃除のイメージ
【帰省時にやると喜ばれること】その4・トイレをすみずみまで掃除する

「実家のトイレが汚くなったなと思ったときに、母の老いを感じました」と話していた50代の女性がいます。「ご不浄」という言い方もあるように、トイレは家の中でいちばん汚れやすい場所。常に清潔に保っておきたいですが、高齢になると「腰をかがめるのがツラい」「汚れが見えにくい」といった理由で、掃除が雑になりがちです。トイレの汚れは、親の老いを知るバロメーターといってもいいでしょう。

庭の草むしりをする

雑草が伸び放題の庭のイメージ
【帰省時にやると喜ばれること】その5・庭の草むしりをする

高齢の親にとって庭の清掃は重労働。管理ができなくなり、雑草が生え放題になっている庭を、私も訪問先で見かけることがあります。荒れた庭は、泥棒や詐欺師に「ここは高齢者の住居です」と教えるサインにもなりかねません。もしも実家に庭があるなら、子の出番です。

ふとんを干して取り込む

ふとんを畳んでいるイメージ
【帰省時にやると喜ばれること】その6・ふとんを干して取り込む

重いものを動かしたり、大きなものを運んだりする作業は無条件に喜ばれます。帰省したときに天気が良ければ、ぜひ親が寝ているふとんを干してあげてください。足腰が弱り、筋力が低下した高齢者に、力を必要とする作業は困難。ふとんを抱えてベランダを歩くのは、バランスを崩して転倒するリスクを免れません。親には「ひとりでやらないで」と話し、帰省した際にやると決めておいてもいいくらいです。