小学1年生の息子の父であるチュートリアルの福田充徳さん。学校の勉強や自転車の練習を見ながら「俺ってこんなやつだったのか」と反省することも多いと言います。(全4回中の4回)
息子に「なんでわからへんの」って誰が言うてるの
── 福田さんの息子さんは現在小学1年生。福田さんが仕事から早く帰宅できる日は、息子さんの学校の宿題を見ることもあるそうですね。
福田さん:国語はひらがなの書き方を見たり、教科書を読むのを横で聞いたり。算数は足し算、引き算の練習も見てますよ。宿題をチェックして丸つけるのも親なんですよ。
── 宿題はスムーズに進みますか?
福田さん:それがなかなか。共演したママさんに「うちの息子、ひらがな練習するのイヤがんねん」って話をしたら、「それ、一緒にやったらやりますよ」って教えてくれたんです。次、息子の勉強を見るときに「ひらがな表」をコピーして「隣でパパも一緒に練習するわ」って言ったら息子が「ぼくもやる」ってやってくれるようになって。あぁ、よかったって思っていたら、今度は「パパやらないとぼくもやらへん」って。全部、俺がやらないとあかんようになってきて、めんどくせーなーっていうのはありましたけど(笑)。
── 福田さんは小学生のころ、勉強は好きでしたか?
福田さん:全然好きじゃなかったですね。飽き性だし。だから思うんですよ。息子に「なんでこれわからへんの?」って誰が言うてるの?って。お前もわかってなかったし、その息子なんだからしょうがないやんと。
── 親の立場になると変わってしまうことも?
福田さん:これくらいできるだろうって、ついキツく言ってしまうことが多々あって、日々反省ですね。たとえば、息子が自転車に乗れるよう、一緒に練習したことがあったんですけど。うちの息子はあんまり器用じゃなくて、なかなか上手くできなかったんです。あと少しで乗れるのに息子が「もう疲れた」とか言い出すと、「もうちょっとで乗れるから練習せいよ!」ってついキツくなってしまって、息子が「怖い」と言って泣き出してしまうと。あぁ、言いすぎたな、申し訳なかったって反省するんですけど。人の子はまだしも、うちの子は絶対乗ってほしくて力が入るんですよね。
── 自転車の練習は息子さんが泣いて終わりになるか、さらにもっと頑張れとなるのか。
福田さん:時と場合によりますね。早々に嫌だとか言い出したら「ちょっと待てよ。もうちょいやれよ」となるし。これはさすがに嫌やろうなってなったら「わかった、わかった」ってなるときもあるし。今は乗れるようになったんですけど、街中に行かすのはまだ怖いですね。もうちょっと慣れたらいいけど。