ものまねタレント・りんごちゃんが見せる「ギャップ芸」といえば、キュートなルックスからは想像できない低い声のギャップが特徴。そのルーツは子どもの頃にありました。(全4回中の1回)

世の中のイメージと違う自分

りんごちゃん

── りんごちゃんはいつも明るい笑顔の印象があります。ご自身では、自分のことをどんな性格だと思われますか。

 

りんごちゃん:自分のことってわからなくて…。よく言ってもらえるのは、「優しい」「明るい」「いつも笑顔」という感じですが、正直「そんなことないよ」と思うこともあります。私には本当にいろいろな面があって、いろんなギャップがあるから。

 

もちろん明るいりんごちゃんのときもあるけど、「そんなに寡黙に雑誌を読むの?」とか、「ずーっと、ボーッとテレビを見ているの?」とか、いろんなりんごちゃんがいるので。

 

── 寡黙なときもあるのですね。雑誌はどんなジャンルをよく読みますか?

 

りんごちゃん:多ジャンルです。テレビも、アニメ、洋画、邦画、SF映画、いろいろ観ます。音楽も好きだし、多方面に興味があって、いつもいろんなものを観ています。いろんな興味があること、好きなことを深掘りするうちに、勝手に身についていく…というか。

 

マネージャーさんからは、「アンテナを張って情報収集してね」と言われたりするのですが、勉強しなきゃ!とか意識しすぎると嫌いになっちゃうときがあるので、本当に興味の向くままに、という感じですね。

子どもの頃から勉強が苦手。だから人よりも時間をかけて

── お話ししていても、今日の取材の前に丁寧に準備してくださっていることが伝わってきます。

 

りんごちゃん:えーっ!そうですか?私、よく「真面目だね」なんて言われるんですけど、子どもの頃から勉強が苦手で、物覚えも悪いんです。だからそのぶん「人よりも時間をかけて練習しなきゃ」とか、「細かくメモしなきゃ」って思っていて。それがもしかしたら真面目に見えているのかも。でも、全然たりていないんですけどね。そもそも真面目じゃないし(笑)。

 

── 勉強に苦手意識をお持ちだったんですね。

 

りんごちゃん:勉強そのものが不得意なんです。学生時代は授業中に「今日帰ったら何を食べようかな」とか「友だちと何をして遊ぼうかな」とか考えてばかりで…そもそもお勉強に集中できない(笑)。

 

とにかくもう、夏休みとか長いお休みが大好きでした。宿題も休みの最終日に焦ってやるタイプ。でも、遊びは全力で。だから、テストの点数とか下から1、2位を争う…みたいな感じだったな(笑)。