新型コロナウイルスの感染拡大を通して、健康についての考え方が変わったという人も多いのでは?体作りや睡眠など、ヘルスケアに関わるさまざまな商品・サービスも登場し、注目を集めている分野でもありますよね。働くママはどんな体の悩みを抱え、どんな取り組みをしているのか…。読者モニターへの調査から探ります。

頭痛・肩こり・腰痛に加え、疲れやすいのが悩み

体質や体型の変化が起こり、体のことが気になってくる働くママ世代。最初に、みなさんが健康に関して「今気になっていること」「悩んでいること」を3つまで聞いてみました。

 

すると、回答は「頭痛・肩こり・腰痛」(43%)、「疲れやすい」(40%)と仕事・家事・育児を頑張っているからこその悩みが4割を超える結果に。また「太ってきた」という悩みも32%と目立ちます。

 

では、みなさんそんな悩みにどう対応しているのでしょうか?「悩みを解決するために自分なりに工夫していることはありますか?」と聞いてみると、「少しは工夫している」が47%と約半数に迫りました。

健康維持のための宅トレ実施は約6割も

具体的に工夫していることを複数回答で尋ねてみると…結果は「自宅でできる筋トレやストレッチ」が59%と最も多く、次いで「食事内容の見直し」(51%)、サプリメントや健康食品の購入、使用」(46%)に。なお、運動についての回答は「週に1回30分以上の運動」(28%)、「ジムの利用」(10%)となっています。

 

毎日時間に追われているため「運動を習慣にする」のはなかなか難しいものの、簡単な運動や食生活の改善など、ママたちは自分の生活スタイルに合わせた取り組みを行っていることがうかがえます。

気になる栄養素は「たんぱく質」「ビタミン類」「鉄分」

免疫や体づくりへの関心が高まり、さまざまな栄養素への注目も高まっていますよね。特にママたちが、健康づくりや美容のために積極的に摂取している栄養素はあるのでしょうか?

 

尋ねてみると、1位「たんぱく質」(28%)、2位「ビタミン類」(20%)、3位「鉄分」(15%)という回答になりました。

 

たんぱく質は、筋肉や臓器など、体を構成する栄養素として欠かせないもの。最近はプロテインなどもコンビニで簡単に手に入るほか、ヨーグルトやパンなどで補給できる商品も続々登場しています。その手軽さが摂取意識を高めているのかもしれません。

 

2位のビタミンも、サプリやドリンクなどで手軽に取れる栄養素です。健康維持のほか肌にもよく、女性に嬉しい栄養素のため、とっている人が多いと考えられます。

健康維持してアクティブに年を重ねたい

最近では医療技術の発展などから長生きが当たり前になり、「人生100年時代」とも言われるようになってきました。ママたちはどんな老後を描いているのでしょうか?「10年後、20年後を考えたときに、どんなふうに年を重ねたいですか?」という問いに対して、回答を2つまで選んでもらいました。

 

結果は、「歳をとっても旅行やお出かけをたくさん楽しみたい」が62%で1位に。2位は「健康増進のための習慣を身につけたい」(47%)、3位「老後、経済的に困らないように長く働きたい」(40%)となりました。みなさん、老後も元気にアクティブに過ごしていきたいと考えているんですね。

まとめ

肩こりや頭痛をはじめ、さまざまな健康課題に悩まされている働き世代のママたち。健康への関心は高く、忙しい中でも手軽な運動やサプリ摂取などで身体づくりに工夫している人が多いようです。仕事や育児などで時間がない毎日ですが、老後も健康に楽しく過ごすために、無理のないことから少しずつ取り組めたらいいですね。



取材・文/阿部祐子 写真/PIXTA

©️CHANTO調べ 調査期間:2023年9月29日~10月23日 調査対象:CHANTOモニター60人