47歳のとき、元純烈メンバー小田井涼平さんと結婚したLiLiCoさん。お付き合いから早々に結婚を決めた理由、旦那さんとの家族の相性は。(全5回中の2回)
黙々とスーツケースの整理をする彼
── 旦那さんとの出会いについて教えてください。
LiLiCoさん:私が当時出演していた『ノンストップ!』で出会いました。番組の中で、純烈メンバーの中から私がタイプな人を選ぶという企画があり、ノリと勢いで小田井を選んだんです。
数か月後、別のテレビ番組で純烈のメンバーに会う機会があり、小田井から「以前、タイプだと選んでいただいてありがとうございました」といわれて、話をするようになりました。
── はじめは小田井さんに対してどんな印象がありましたか?
LiLiCoさん:正直にいうと、最初はなにもしゃべらないし、おとなしい人なのかな?と思いました。他の番組でも純烈と共演する機会があって、彼らの楽屋に挨拶に行きましたが、リーダーの酒井一圭さんが私にいろいろ話題を振ってくれるなかで、小田井はひと言も話さずに、一人黙々とスーツケースの中身を整理していたんです。
── そこからなぜ付き合うことに?
LiLiCoさん:収録後、自動販売機の前で芸能関係の人と立ち話をしていたんです。途中でなんだか背中のあたりが温かくて居心地がいい感じがして。振り返ると私の後ろに小田井が立っていました。小田井もその芸能関係の人と知り合いだったようで、ちょっとばかり3人で話すことに。
話をしていると、芸能関係の方が「俺、2人の性格よくわかってるからさ。絶対、結婚したほうがいいよ」と言ったんです。知り合ってわずか、付き合ってもいなかった私たちですが、お似合いだと思ったのでしょうか?その流れから「今度、みんなで一緒にご飯を食べにいきましょう」ということになって、連絡先を交換。そこからやりとりが始まって自然な流れで付き合うことになりました。
彼に好感が持てた理由
── LiLiCoさんが小田井さんと結婚するまでにたった2回しか会ってないそうですね。何が決め手だったんですか。
LiLiCoさん:彼とはフィーリングが合うなと感じたし、一緒にいて楽だったんですよ。また、彼が私に電話をくれて私が電話に出られないとき、彼は、わざわざ留守電にメッセージを残してくれるんです。私は電話をしても相手が出ない場合は、いちいち留守電に残さないので、彼のそういった丁寧なところにも好感が持てました。あと、一番は彼と一緒にいると、一度もLiLiCoを気にしなくてよかったことです。
── LiLiCoを気にしないというのは、どういうことですか?
LiLiCoさん:今まで出会った方は、私が映画コメンテーターをやっていることに興味を持つ人がたくさんいました。「ジョニー・デップに会ったことある?」「ブラッド・ピットと握手したことあるの!?」など、タレントとしてのLiLiCoに興味が強い。そう感じるとすごく気持ちが冷めるんですよね。
でも、彼は一度もそういうことを聞かなかったので、一緒にいてすごく楽でした。彼とは映画の話うんぬんよりも、健康ランドの話で盛り上がったんですよ。彼が所属していた純烈は健康ランドのステージでもよく歌っていますが、私も30年前に同じように健康ランドのステージで歌ったこともあって、共通の話題ですごく盛り上がりました。
基本的に、私は「世の中の変なこと」とか、「納得いかないこと」が一つもない、美化する人は信用しません。二人で話をしていて、多分、ひと言もそういうことを言わない人って稀だと思うんですよね。それよりも本音で話をして一緒に盛り上がれる人のほうが、好感が持てるんです。