夫の子ども、いしだ壱成さん、すみれさんとも交流がある東尾理子さん。結婚をきっかけに集まったそうですが、ご自身と年齢の近い子どもたちとどのようにつき合っているのでしょうか。(全5回中の5回) 

結婚をきっかけに集合

── 夫の石田純一さんには、前の奥さんたちとの間の子どもである、いしだ壱成さん、すみれさんがいます。東尾さんも含めて、みなさん仲良くされているそうですね。

 

東尾さん:時々、みんなで集まって食事会をしたり、旅行に行ったりしています。最初にすみれちゃんと壱成くんが会ったのは、私たち夫婦の結婚式をしてからです。その後わが家で夫の誕生日会をやることになって、それから時々集まるようになりました。

 

── 壱成さんにとって東尾さんは義理の母になりますね。

 

東尾さん:壱成くんとは年齢が1歳しか違わないのに、私が母親というのも不思議な感じがします。あるとき壱成くんが私宛にマカロンを送ってきてくれたことがあったんです。なんだろう?と思って、まずはお礼を言ったら、後から母の日の贈り物だということがわかりました。壱成くんが再婚したときは、両家の挨拶に私が母親として出席もしましたね。

 

いしだ壱成さんと休憩中に一枚
── すみれさんのお母様の松原千明さんとも、お会いされたそうですね。

 

東尾さん:すみれちゃんがハワイから日本に移住するとき、母親の松原千明さんがハワイに残るため、すみれちゃんにとって日本で頼れる身内は夫くらいしかいなかったんです。夫もすみれちゃんに対して責任があるだろうなと思って、千明さんに「すみれちゃんと連絡を取ってもいいですか?」と聞いたんです。そしたら、「もちろんです。よろしくお願いします」と言ってくださり、それ以来、すみれちゃんとも定期的に連絡を取るようになりました。

 

以前、私と千明さんとすみれちゃんと旦那で初めてご飯を食べるときに、遅刻常習犯の夫はこのときも遅れてきたんです。もう3人とも慣れていて、「遅れるのは当たり前だよね」と笑って話していました(笑)。

 

── 人によっては、前の家族との交流をしたくない人もいるかと思います。東尾さんはいかがでしたか?

 

東尾さん:夫と結婚した時点で、夫の子どもたちはすでに成人していましたし、前の奥さんとの子どもだからといって特別気にすることはなかったです。

アスリートとしての父、東尾修の存在

千葉のグランピング場にて

── ところで、東尾さんのお父様の東尾修さんは、お孫さんにあたる長男の野球の送迎をするなど交流も盛んなようですね。

 

東尾さん:もう使えるものは父でも何でも使います(笑)。父は、長男が野球に夢中になっているので、とても嬉しそうです。

 

── お父様は、元プロ野球監督として活躍されていました。東尾さんがプロゴルファーを目指したのは、お父様の存在も大きかったのでしょうか?

 

東尾さん:いえ、むしろ物心ついてから、父親がプロ野球で活躍するのを見てきたこともあったため、軽々しくプロになりたいと言ってはいけない気がしていたんです。そのため大学を卒業してプロになるまで、一度もプロゴルファーになりたいといったことはなかったんです。

 

父にプロゴルファーになると伝えたとき、ようやく決めたかという感じだったので、期待してくれていたのかもしれません。両親ともに、長い間、プレッシャーをかけないようにと気を使ってくれていたんだなと感じました。

 

── 東尾さんは、お父様とすごく仲が良さそうですね。

 

東尾さん:父とは、子どものころからずっと変わらず仲良しです。父は野球選手や監督をしていたため、私が小学校1年生くらいのときからずっと単身赴任をしていて、年に数回しか会わなかったんです。でも私が寂しくないようにと、母がいつもいろんな人を家に招いてくれていたので、楽しかったです。

 

── 東尾さんは、実家でも大家族のような感じで生活されていたんですね。石田さんのお子さんたちを自然に受け入れられるのも、ご実家での生活が影響しているのでしょうか?

 

東尾さん:全然気にしたことないんですけど、言われてみれば、それも関係しているのかもしれませんね。改めて夫と家族になれてよかったですし、父も含めてみんなで交流ができているのは嬉しいです。

 

PROFILE 東尾理子さん

福岡県出身。2009年12月、俳優・石田純一氏と結婚。現在3人の子どもの母として、育児と仕事に奮闘。日々の暮らしを綴ったブログ「Route-R」が人気。

 

取材・文/間野由利子