栄養たっぷりの長いもを子どもが食べやすいひと口大のボールにアレンジ。保育園で栄養士をしているaoiさん(@aoi_eiyougohan)がInstagramに投稿した、長いもを使った「子どもが完食するおかずボール」が話題になっています。

保育園で人気の給食メニューが原点

「保育園の給食に出しているじゃがいもを使った“いも餅”は子どもたちの人気メニューのひとつ。これを子どもが比較的苦手としている長いもで作れば、同じように食べてくれるかな?と思いつき、アレンジして作ってみました。うちの子も普段長いもはそのままだと食べてくれませんが、これはぺろりと平らげてしまうほどのお気に入りで、わが家の定番メニューになりました」

 

aoiさんの作り方は簡単。長いも(150g)の皮をピーラーでむいて、食べやすい大きさに切ります。耐熱ボウルに入れてラップをふんわりかけ、電子レンジ(600w)で3〜4分加熱し、柔らかくしてください。火が通った長いもをマッシャーなどでつぶし、片栗粉大さじ2、粉チーズ大さじ1(好みで大さじ2)、コンソメ小さじ1を混ぜ入れ、なじませます。ひと口サイズに丸めて170℃に熱した油で揚げ焼きにし、きつね色になれば完成です。

 

フォロワーからは「長いもにもこんな食べ方があるんだ」「息子に夜ごはんに食べさせたら美味しい!と言って私の分も持っていかれました。これはリピート決定です!」などと、革命的なレシピに多くの声が寄せられました。

 

「長いもは腹持ちがよく、食物繊維も豊富で便秘予防にもなります。ビタミンB1も豊富なので疲労回復に効果的で、子どもにも食べさせたい食材です。生の長いもが苦手な子でも、きっとこれならおやつのようにパクパクと食べてくれると思います。揚げたてが一番おいしいので、ぜひ揚げたてを食べてみてください」

カレー粉や青のりなどアレンジは無限大

「長いもの代わりにじゃがいもやさつまいもでも作れますし、片栗粉の代わりに米粉を使ってもOKです。また、味つけにひと工夫すればバリエーションも広がります。コンソメの代わりにカレー粉を使ったり、青のりを使ってもおいしいと思います。バリエーションはフォロワーさんからアイデアを教えてもらい『なるほど!』と私も勉強になりました。これからも、おうちでも簡単につくれる栄養のあるメニューをご紹介していきたいと思います」

 

おうちの献立となると、つくるものもマンネリ化して栄養も偏りがちと悩んでいるママも多いよう。保育園の栄養士さんが考える栄養バランスのいいおかずを1品プラスするだけで、おうちごはんの栄養の安心材料になってくれそうですね。

 

【おかずボール作り方1】長芋(150g)の皮をむく
【おかずボールの作り方1】長いも(150g)の皮をむく
【作り方2】火が通りやすいようにひと口サイズにざっくりカット
【作り方2】火が通りやすいようにひと口サイズにざっくりカット
【作り方3】耐熱ボウルに入れ、ラップをふんわりかけ、電子レンジ(600w)で3〜4分加熱
【作り方3】耐熱ボウルに入れてラップをふんわりかけ、電子レンジ(600w)で3〜4分加熱
【作り方4】熱いうちに長芋をつぶす
【作り方4】熱いうちに長いもをつぶす
【作り方5】長芋のボウルに片栗粉大さじ2、粉チーズ大さじ1、コンソメ小さじ1を加える
【作り方5】長いもをつぶしたボウルに片栗粉大さじ2、粉チーズ大さじ1、コンソメ小さじ1を加える
【作り方6】混ぜてしっかりなじませる
【作り方6】材料を混ぜてしっかりなじませる
【作り方7】まとまったらひと口サイズに丸める
【作り方7】まとまったらひと口サイズに丸める
【作り方8】多めの油で揚げ焼きする
【作り方8】多めの油で揚げ焼きにする
【作り方9】焼き目がつくまでコロコロ転がして、きつね色になったらOK
【作り方9】焼き目がつくまでコロコロ転がして、きつね色になったらOK
【作り方10】完成!長芋の栄養を丸ごといただきましょう
【作り方10】完成!長いもの栄養を丸ごといただきましょう

 

PROFILE aoiさん

保育園で働く栄養士。二児のママ。SNSでは、かんたんにつくれて栄養も摂れるおうちごはんを発信中。

取材・文/加藤文惠 画像提供/aoi