「マイホーム購入で住宅ローンを組むとき、どんなに収入が高くても選択を間違えたら、ローン破綻になりかねません」と、家計再生コンサルタントの横山光昭さんは指摘します。収入が高い夫婦でも不安なケースとはどのような条件なのか、解説します。

 

月収における住宅ローンの最適な金額の目安は

借入で注意すべきは金額、期間、金利のどれか?

住宅ローンの組み方には3つの選択肢しかありません。「いくら借りるか」「何年借りるか」「何%で借りるのか」の3つです。

 

すなわち、「借入金額」「借入期間」「借入金利」を踏まえて、ローンを組むわけです。

 

3つの選択肢のうち、もっとも注意すべきなのはどれだと思いますか?十分検討して決めないと、ローン破綻を招きかねないものです。

 

正解は「借入金額」、つまり住宅ローンでいくら借りるかです。

 

もちろん、借入の期間や金利も注意を払う必要があります。借入期間を長くしてローンを組むとその分利息が増え、総返済額は増えてしまいます。

 

同様に借入金利が高いローンなら低いローンに比べて総返済額は増えます。

 

ただ、借入期間や借入金利の場合、ローンの借り換えによって期間の短縮や金利の低下をすることは可能。ローンを組んだ後でも、有利な条件に切り替えられます。

 

では、借入金額はどうでしょうか。一度ローンを組んだ金額の変更はきかず、返済しなければ減っていきません。ですから、慎重に判断して決めなければならないないわけです。