「子どもには食べものを大事にしてほしい」そう思いつつ、忙しくて、子どもと話す機会を作れていない…と思ったことはありませんか?
SDGsへの関心が高まるなかで「食品ロス」や「地産地消」という言葉は何となく分かってはいるものの…、子どもに説明するのはなかなか難しい…。
実は子育て世代の悩みのひとつ「食品ロス」の問題
「食品ロス」と言われるとなんだか大きな問題に感じますが、子どもの食べ残しや賞味期限切れで捨ててしまう…など、子育て真っ最中であるCHANTO WEB読者の家庭では、密接に関わっています。
以前、食品ロスをテーマに行った読者アンケートでは「家族の健康を思ってバランスのよい食事を作っているが、好きなおかず以外はどうしても残してしまうことも…」「子どもが食べたい、というので作っても、食べきれず残してしまう」など、お子さんの食べ残しに頭を悩ませている人も多いよう。
なかには、「もったいないので、好き嫌いの多い子どもたちが残したものは、私がいただいています」「外食では子どもの分だけ頼み、子どもが食べきれなかったものを大人が食べています」といったように、食品を無駄にしないよう意識している人も…。
「地産地消」親子で「食品ロス」問題を話すきっかけに
こうした「食品ロス」は、昨今よく耳にするSDGsとも関わる問題です。
SDGsは、よりよい社会を目指すため、2030年までに達成すべき世界共通の目標。17項目あるうちの12番目「つくる責任つかう責任」に通じる「食品ロス対策」は、私たち生活者にとっても身近なテーマで、子どもが教育現場などで知る機会も増えました。
子どもの食べ残しや、家族の食事に気を配る私たちにとって、食品ロスは、実はとても身近な社会課題なんです。
そんな私たちに身近な社会課題・食品ロス対策として、全国で「地産地消」が推進されています。
地産地消は、地元で生産されたものを地元で消費する取り組みで、農産物の直売所や道の駅での販売、学校給食や福祉施設などでの地元食材の使用など、さまざまな取り組みがそれにあたります。生産場所の近くで消費することで運搬コストやエネルギーを抑え、環境にもやさしく食品ロスの削減にもつながります。
何か私もはじめたいけれど…そう考えている人にこそ知ってほしいのが、セブン&アイ・ホールディングスが展開する「地産地消の取り組み」です。
地元食材を使用した開発商品で社会貢献に
セブン&アイ・ホールディングスは、地元の食材を使用した商品を開発し、「地産地消」を推進しています。
地元の食材を使った商品を食べることで、社会貢献にもつながるなんて、とても良い取り組み!これなら、難しく感じる社会課題にも、気軽に家庭に取り入れることができます。
家庭での食事を通して、地元の特産品について知ったり、親子で「地産地消」を身近に感じることもできますね。
各地域で地元の食材を使った商品開発を実施していますが、現在静岡県では、静岡県産のロメインレタスを使った「ロメインレタスとチーズのポトフ」を期間限定で販売中です。その他地域の商品について、詳しくはホームページをご確認ください。
※店舗により取扱い、品揃えが無い場合があります。
地域の絆で持続可能な社会を目指すために
セブン&アイ・ホールディングスは、商品の食材を国産に切り替えることにも取り組んでいます。
たとえば、セブン-イレブンのうどんは、日本各地において、北海道産、群馬県産、長野県産など、その土地で収穫された小麦を使用し、オリジナルの商品をお届けしています。
消化にもいいうどんは、親子で気軽に手に取れる一品。他にも、地元の味や食文化を大切にし、地域の食材をふんだんに使って、さまざまな商品の開発を行っているようです。
セブン&アイ・ホールディングスは、地産地消をはじめとした地域活性化に向け、2022年2月末時点で332の自治体と包括連携協定を結びました。
地元の人たちとの対話や協働を重視する姿勢は、経済活動を続けながら、環境問題などに配慮し、味や品質の向上を図るとともに、次世代によりよい社会を残すことを目指す「持続可能な社会の実現」にもつながりますね。
社会課題解決意識を持つ企業を選びたい
セブン&アイ・ホールディングスでは、「明日にいいこと。つなげる、つづける。」をスローガンに、さまざまな社会の課題に向き合っています。
社会課題解決意識を持つ企業を積極的に選ぶことは、子どもたちと一緒に「食品ロス対策」などへの理解を深めるきっかけにもなるはず。
子どもたちの明るい未来のために、できることからひとつずつ、家庭で実践していけたらいいですね。
記事まとめ
- 子どもの食べ残しなどに悩まされる子育て世代にとって食品ロスは身近な課題
- 「地産地消に取り組む商品」をおいしく食べることは、食品ロス対策にもなる
- 子どもたちの明るい未来のために、できることからひとつずつ、家庭で実践
取材・文/上野真依 協力/セブン&アイ・ホールディングス