白米の上にどんっと豆腐一丁がのった見た目のインパクト大のメニュー「とうめし」を知っていますか?練り物製造の食品メーカーとしておなじみの株式会社紀文食品がとうめしについてTwitterで発信したところ、「知らなかった」「食べてみたい!」と4.8万いいねがつくほど話題に。紀文の“中の人”に投稿について詳しく話を伺いました。

「おでんじゃご飯は食べられない」!?

「とうめし」とは、おでん汁をたっぷり含んだ豆腐一丁を、まるごとごはんの上にのせた丼のこと。醤油で味つけした豆腐をごはんの上にのせる「豆腐飯」という料理は明治時代からあり、精進料理のひとつとして食べられていたそう。

 

その進化系とも言える「とうめし」。作り方は、実に簡単で、出汁やしょうゆ、みりんなどでおでん汁を作り、豆腐を他の具材と一緒にぐつぐつと味がしみこむまでお鍋で煮るだけ。おでん屋さんの〆のメニューとして出しているところもあるのだとか。

 

今回、とうめしについて発信した背景を紀文の“中の人”に聞いてみると、意外な答えが!

 

「実はお客さまから『おでんの食べ方』に対していろいろとご意見をいただくことがあります。そのひとつが『おでんじゃ、ご飯は食べられない』というものです。実は、おでんでご飯は食べられる!ということをお伝えしたくて、今回、とうめしについて投稿しました」

 

ちなみに「わが家はおでんの中に豆腐を入れる習慣はない」と感じた方は関東エリア出身かもしれません。

 

「豆腐は関東よりもどちらかというと西日本のおでんに入れる傾向があるそうです」と紀文さんが教えてくれました。知らなかった!