おいしく炊くためのコツは?
── おいしく炊くためのおすすめの水分量や舞茸の量はありますか?
福田さん:
水分量は通常の炊飯と同じだと思っていただいて大丈夫です。つまり、炊くときの水の量は、お米が2合なら水も2合分で。舞茸の量は、1.5~2合に対して1パック程度をおすすめしていますが、これもお好みですね。
もし具材が多くなっても、舞茸から水分も出ますし、水の量はあまり神経質にならなくて良いと思います。むしろ水分が出るので気持ち水を減らしてもよいかと。ただし、炊飯器の大きさに対して具材が多すぎると加熱が不十分になることもあるので、要注意です。
炊き込みごはんというといろいろな具を入れるイメージがありますが、舞茸だけで十分おいしいですし、贅沢な気分になれます。
「しめじ味よし、舞茸香りよし」と言われるように、舞茸の魅力のひとつは強い香りにあります。炊いているときにいい香りがと漂ってくるので、作っている最中から食欲をそそられますよ!
── ツイートの文面「炊飯中にただよってくる舞茸の香りでめちゃ期待が高まるのですが、それを全く裏切らない味わい…すき。」からも伝わってきました!
福田さん:
そうなんです(笑)。本当にいい香りがしますので、ぜひ多くの方に体感してほしいです。
──「舞茸ごはん」をもしアレンジするとしたら、どんな具材をプラスするのがおすすめですか?
福田さん:
一般的な炊き込みご飯のように、油揚げやにんじんを入れてもおいしいです。また、牛肉とごぼうの炊き込みごはんもいいですね。
ツイートのコメント欄にも皆さんがいろいろとアレンジレシピを書いてくださっていますので参考にしていただければ。
たとえば、「栗を加える」という方もいらっしゃいました。季節感がアップして素敵ですね。ほかにも、「具材を炒めてから炊飯する」という方法も美味しそう!と思いました。私もみなさんのアイデアを参考にいろいろとアレンジしてみようと思います。
取材・文/松永加奈 写真提供/JA全農広報部