いつかは猫専用の家と庭を作りたい
── 6匹とも同じ種類の猫なんですね。
猫は液体さん:
ブリティッシュショートヘアという種類で、肉づきがよくて顔が丸くて、ふっくらしているのが特徴です。
じろうという猫以外の5匹はきょうだいで、みんな仲よくしているブリーダーさんのところから来ました。
僕が小学生のころに迷い猫を迎えてから、ずっと家には猫がいます。きょうだいだから体格やしぐさが似ていますし、仲もいいですね。
猫ってそっけない印象がありますけど、愛情を注いだぶん応えてくれます。あとをついてきたり、かまってほしいときに手で「ちょんちょん」としてきたり。
うちの猫たちは特にお母さんのことが好きで、一日中お母さんのあとをついて歩いています。お風呂に入っていると代わる代わる見に行きますし、ソファで寝ていると全員上に乗ってきます。猫を引き寄せる磁力があるみたいですね。
── お母さまがそんなに猫たちに人気があるのはどうしてでしょうか。
猫は液体さん:
やっぱりかわいがっているからですかね。猫たちには手厚いです。ごはんの時間もきちっと守っているし、ちょっとでも体調に変化があったらすぐに気づきますし。
洗い物も、ターンテーブルで回る猫たちを眺めながらしています。
── これから作ろうと思われている仕掛けはありますか。
猫は液体さん:
仕掛けではないんですけど、寒くなってこたつを出すと喜んで入ってきます。
ホットカーペットの上でもよく液体化しています。
ベランダも好きですよ。外には出さない代わりに、ベランダに落下防止用のネットを張って、部屋から自由に行き来できるようにしています。
野鳥観察をしたりセミやトンボを追いかけたりして楽しそうです。野鳥といってもハトとかカラスですけど。
いずれは猫が走り回れるような庭を作りたいですね。木を植えて、小川も作って。
海外のユーチューバーで、本格的な猫用の家や庭を作っている人がいるんですよ。そういう動画を見ていると、妄想が広がります。
いまはせいぜい猫用のカプセルホテルを作ってあげるくらいですけど、いずれは猫専用の広い家と庭を作ってあげたいですね。
PROFILE 猫は液体さん
6匹の猫と暮らしながら撮影し、YouTube、Twitter、Instagramに猫の動画を投稿している。性別以外は非公表。
取材・文/林優子 写真提供/猫は液体